内容説明
「差別」をかぎまわり、教育の条理も、子どもたちへの配慮もなく、むりやり「差別」事件にしたてあげ、それに毅然として反対した教師に暴力をふるい、同情を示す教師たちにさえ脅迫で良心を捨てるように強要する。正義と教育を守るたたかいをやめさせるために、子どもたちにも不信をふきこみ、クラスをとりあげ、さらに研修命令で学校から追い出す。そしてそれを校長や教委や組合までが推進する。「なぜ、こんなことが―」と思わせられるような事実の数々―。本書は屈従をはねのけ、勇気と良心を出し合って、みんなで夜明けをひらいてゆく、まさに“人間たち”の記録です。
目次
第1章 職場へ復帰、しかしそこに待っていたものは(ついに職場へ;これが「要望書」?;ふきとんだ「名誉回復」;校長が監視;解放子ども会の学習テキスト;上下町までも広報発行;アンテナは折られ、タイヤは切られて)
第2章 突然の配転―そして新たなたたかいが(「解放教育」の踏絵;三次市・上下町に国家賠償請求訴訟;「あっ、Tさんがひかれた!」―車が傍聴者の列に;訴訟を止めろと連判状;届く激励とカンパ;K先生、ついに証言台へ;足元から真実が;嘘でぬりかためられた被告側証言;辞められた先生のためにも;初代教育長大いに語る―今こそ教育の再生を;長男誕生―この子らのために)
資料 「守る会新聞」より(三次市・上下町に対する国家賠償請求・訴状)

              
              

