出版社内容情報
内容説明
芦屋の古い一軒家で暮らす眼科医の遠峯と、そこに転がり込んだ後輩で小説家の白石。男ふたりの同居生活は、気安くて快適だ。白石の作る晩飯もうまい。そして、甘党の遠峯が欠かさないおやつ―。ほんのり温かい手作りショートブレッド、温泉帰りに炭酸煎餅、仮想彼氏が作るティラミスっぽいやつ、大人のスイーツ、コーヒーモンブラン、夏風邪には綺麗な銘菓ういろう、罪深さで美味しさ割増な裏おやつのホットケーキ、特別なデザート、クレープ・シュゼット―。今日もおやつ箱には甘い幸せが詰まっている。男ふたりのおやつ歳時記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
54
今回も癒されました。ここぞという時に出てくる遠峯先輩の言葉に感動。美味しい物を白石さんに食べられてしまった時「悔しいより嬉しい」。勘当されていた実家へ行ってみたらとお正月の縁起物のお餅を持たせる先輩の「嫌なことがあったら、俺に八つ当たりしてええから」。こんな優しさを示されたら同居人としては最高。これは男女関係ないと思う。気の合う、食の好みも合う、尊重しあえる友は貴重です。今回のメニューからは大晦日の美々卯のうどんすきとシュターンのバウムクーヘンをお取り寄せしたくなりました。お高いけれどたまにはいいか。2021/11/01
万葉語り
51
シリーズの2作目とは知らずに読んだが十分楽しめた。芦屋在住の眼科医のもとに、高校の部活の後輩の小説家が転がり込む。彼らの家のリビングには黄色いハトサブレの空き缶があり、小説執筆中の「おやつ箱」になっている。出てくるおやつもご飯もおいしそうでお腹がすいた。美々卯のうどんすきがおいしそうでした。2020-0712020/04/25
くろにゃんこ
45
これは2作目だったのね(^-^;眼科医の先輩と小説家の白石くんとの同居生活。表紙などからこれってもしや!?話中でも異性の話題がないのがなんか不自然だし、いい雰囲気だし・・・ととても気になりながら読む。神戸の美味しそうなお店は実在しているのかな。生活時間帯や得意な家事が違っているからうまく成り立っているのだろう。あれこれ美味しそうでした。2021/08/01
なな
35
美味しそうな食べ物が満載でした。遠峰先輩がどうしても、ばんめし屋の夏神さんと重なってしまいます。喋り方が一緒なだけなんですが苦笑 二人の関係はまるで恋人同士のようで、会話や行動が相手を思いやってるのがよくわかります。しかしBLな雰囲気は感じないので安心して読めました。イラストも素敵でした。2020/03/29
しましまこ
30
待ってましたの2年目はおやつ!どこまでもニアな2人と季節のおやつ、楽しい!今回も食べに行くぞー!2019/11/09