出版社内容情報
原書は、有人航空機および無人航空機に深い知識と経験を持つ著者が、軍出身の査読者を迎えて完成させたものである。無人機の技術と運用の両面を同時に学べる、他に類を見ない内容となっている点が特徴である。また、世界最大の無人機関連団体である国際無人機システム協会(AUVSI)のデータベースを活用して編まれていることも、本書の大きな特長の一つである。この原書をもとに、各章を再構成し、日本語版では全5巻の分冊とした。本書はその第1巻にあたる。
【目次】
第1章 現代戦におけるドローン
ウクライナ紛争を焦点にドローンが現代戦に与える影響を解説。
第2章 軍用ドローンとは何か?
軍用ドローンとは一体何なのか? という問いについて考察。
第3章 任務と計画作成
現代戦においてドローンを適切に運用するための計画作成について解説。
内容説明
AUVSI(国際無人機システム協会)のデータベースを駆使して作成された、軍事の未来を読み解くための、包括的かつ実践的なガイド。コスト、リスク、効率…有人機を超える軍用ドローンの優位性と限界。設計要素から任務計画まで、体系的に学べる入門書。ロシア・ウクライナ戦争の教訓も深く掘り下げる。
目次
第1章 現代戦におけるドローン(軍用ドローンの種類;破壊兵器としてのドローン;現代戦におけるドローンの沿革 ほか)
第2章 軍用ドローンとは何か?(軍用ドローンとは何か?;破壊的存在としてのドローン;ドローンの設計要素とは? ほか)
第3章 任務と計画作成(軍用ドローンの各種任務;監視・偵察任務;攻撃任務 ほか)
著者等紹介
ジェンキンス,ダリル[ジェンキンス,ダリル] [Jenkins,Darryl]
ダリルはキャリアの多くを教育に捧げるとともに、多くの世界最大級の航空宇宙企業で業務をしてきた。ジョージ・ワシントン大学では、航空研究所を創設している。彼はナショナルエアロスペースプレスへの著名な投稿者でもあり、それらはABC、NBC、CBS、CNN、FOC、MSNBCなどのメディアや紙媒体メディアにも引用されている。著書は15冊以上。多くのドローン企業のコンサルタントであり、複数のベンチャーファンドのアドバイザーでもある。現在の教育活動として、ドローン、先進エアモビリティ及びこれらに関する各種インフラの経済を研究するため、バージニア州の複数の大学に設置される先進エアモビリティ研究所の立ち上げをおこなっている
クライン,デビッド[クライン,デビッド] [Klein,David]
デビッド・クラインは、国際無人機システム協会(略称AUVSI、無人システム及びロボット工学コミュニティの発展に貢献する世界最大の非営利団体)における防衛とテクノロジーを専門とするリサーチ・アナリストである。デューク大学で機械工学の学士号を取得し、学生時代には自律型水中ビークルの設計・建造・操縦を競うRoboNation主催のRoboSub協議会に参加した。この経験が彼のロボット工学への情熱に火をつけ、2010年からのAUVSIでのキャリアにつながっている。10年以上の研究経験を持つデビッドは、無人探査機業界をサポートするさまざまな資料を作成してきた
嶋本学[シマモトマナブ]
1989年:防衛大学校国際関係論卒業。~現在:一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)参与。能登半島地震、能登豪雨水害、八潮市道路陥没事故における災害支援活動のためドローン団体を統括。※陸自 CGS課程、国連Post‐conflict Peacebuilding Seminar、米軍Pacific Army Management Seminarなどを修了。総合危機管理士1級、地域防災マネージャー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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