現代日本の資源外交―国家戦略としての「民間主導」の資源調達

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現代日本の資源外交―国家戦略としての「民間主導」の資源調達

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784829508725
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C3031

出版社内容情報

中国との資源獲得競争、ウクライナ危機による世界的なエネルギー供給不安の中、日本の資源外交はどうあるべきか?



石油危機以降、エネルギー安全保障が国家的課題となったにもかかわらず、なぜ日本のエネルギー調達は「民間主導」が維持されてきたのか? 

イランやロシアにおける資源開発の事例分析や、ドイツ・イタリアのエネルギー政策との比較を通じて検討する



目次

序 章 問題の所在

国際石油産業発展の経緯/石油危機以降の日本の資源外交の経緯/比較対象としての欧州のエネルギー政策……

第1章 仮説と分析枠組

強い国家・弱い国家論/歴史的制度論/逆第二イメージ論/経済安全保障論/外交史的研究/独立変数:軍事的・エネルギー安全保障間のジレンマ/従属変数:民間主導の形……

第2章 事例分析① 日本とイラン・IJPCプロジェクト

親米国家イランとの参画協議/イラン革命と日本政府による出資/米国・イラン断交による日本のジレンマ/イラン・イラク戦争における日本のジレンマ/工事再開断念と日本のジレンマ解消/分析結果……

第3章 事例分析② 日本とソ連・サハリン天然ガスプロジェクト

米ソ・デタントとソ連との参画協議/第一次石油危機とソ連との参画合意/米ソ・デタント崩壊と日本のジレンマ/アラスカLNGプロジェクトと日本のジレンマ/「逆オイルショック」とサハリン天然ガスプロジェクトの凍結/分析結果……

第4章 事例分析③ 日本とイラン・アザデガン油田プロジェクト

穏健派ハタミ政権との参画協議/米国・イラン関係悪化と日本の参画に至るまでのジレンマ/イランに対する経済制裁と日本の権益縮小/イラン核問題の深刻化と日本の完全撤退/分析結果……

第5章 事例分析④ 石油危機以降のドイツの資源調達

米ソ・デタントとソ連との天然ガス協議/第一次石油危機とソ連との天然ガス協議/米ソ・デタント崩壊とソ連との天然ガス協議/9.11テロ以降のイラン・ロシアとのエネルギー協議/分析結果……

第6章 事例分析⑤ 石油危機以降のイタリアの資源調達

産油国との直接取引拡大と石油メジャーの反発/第一次石油危機以降の戦略的外交の展開/9.11テロ以降のイラン油田開発を巡るジレンマ/分析結果……

終 章 結 論

分析結果の総括/分析枠組の有効性/仮説の有効性/本書の意義の再確認/ウクライナ危機後の日本・ドイツ・イタリアの資源調達に関する検証……

各プロジェクト年表、参考文献一覧、人名索引・事項索引

内容説明

中国との資源獲得競争、ウクライナ危機による世界的なエネルギー供給不安の中、日本の資源外交はどうあるべきか?石油危機以降、エネルギー安全保障が国家的課題となったにもかかわらず、なぜ日本のエネルギー調達は「民間主導」が維持されてきたのか?

目次

序章 問題の所在
第1章 仮説と分析枠組
第2章 事例分析1 日本とイラン・IJPCプロジェクト
第3章 事例分析2 日本とソ連・サハリン天然ガスプロジェクト
第4章 事例分析3 日本とイラン・アザデガン油田プロジェクト
第5章 事例分析4 石油危機以降のドイツの資源調達
第6章 事例分析5 石油危機以降のイタリアの資源調達
終章 結論とウクライナ危機後の資源調達

著者等紹介

柳沢崇文[ヤナギサワタカフミ]
日本エネルギー経済研究所主任研究員。2009年に東京大学教養学部を卒業後、三井物産に入社し、LNG・ウラン・石炭プロジェクトの投資・販売業務などに従事。その間、東京大学大学院総合文化研究科にて日本の資源外交における政府と企業の関係に関する研究を行い、2022年に博士号(学術)を取得。2021年に日本エネルギー経済研究所に入所し、現在は同所主任研究員。専門は国際エネルギー情勢、日本の資源エネルギー政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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こけこ

2
民間に頼っているだけではダメ。国として行うことを視野に入れておく。官民共通の資源問題としてとらえることが大切。接待などが問題になるが、民の話を、官はあまり聞かないのだろうか?2025/05/14

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