エネルギー資源と日本外交―化石燃料政策の変容を通して 1945年~2021年

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エネルギー資源と日本外交―化石燃料政策の変容を通して 1945年~2021年

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784829508299
  • NDC分類 568
  • Cコード C3031

出版社内容情報

資源に乏しい日本はどのようにエネルギー資源を確保してきたのか

1973年の第一次石油危機(オイルショック)を機に積極的に展開した資源外交を概観する



石油を主とした化石燃料を巡る日本の外交政策を、「対米協調」「国際協調バランス」の視角から分析し、今後のエネルギー資源政策における日本外交の課題を考察する

内容説明

資源に乏しい日本はどのようにエネルギー資源を確保してきたのか。1973年の第一次石油危機(オイルショック)を機に積極的に展開した資源外交を概観する。化石燃料を巡る日本の外交政策を、「対米協調」「国際協調バランス」の視角から分析し、今後のエネルギー資源政策における日本外交の課題を考察する。

目次

第1章 戦後日本の石油政策(国際石油資本依存の体制;国際石油資本軽減の試み;アラブ諸国の石油戦略)
第2章 第一次石油危機(オイルショック)(アラブ諸国の石油戦略発動;アラブ諸国の石油戦略強化;新中東政策発表へ―危機解消に向けて)
第3章 資源保有国との二国間外交推進(三木武夫特使の中東八カ国訪問(友好関係の構築を目指して)
中曽根康弘通産相のイラン・イラク訪問(政府間取引の成立を目指して)
小坂善太郎特使の中近東八カ国訪問(友好関係の強化を目指して))
第4章 多国間協調外交の推進(石油安定供給のためのワシントン石油消費国会議;具体的作業のためのエネルギー調整グループ会合;多国間協調のなかの日米協力(日米エネルギー研究開発協力))
第5章 化石燃料抑制の資源政策(温室効果ガス制限目標を課した京都議定書;すべての国の参加を求めたパリ協定)

著者等紹介

池上萬奈[イケガミマナ]
1974年慶應義塾大学文学部史学科卒業、2008年同大学大学院法学研究科前期博士課程、2013年後期博士課程修了、博士(法学)。その後、慶應義塾大学大学院法学研究科助教(有期・研究奨励)、同大学法学部非常勤講師を経て、現在、立正大学法学部非常勤講師。日本国際政治学会、国際安全保障学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ジョンノレン

44
'73年10月の第4次中東戦争に端を発した第一次石油危機以降、翌年のIEA設立に至る、自国存続の生命線たる石油資源確保に向けた日本の対米、対中東産油国、多国間協議に係る外交交渉の模様を細大漏らさず具に捕捉した労作。中東和平主導とメジャー本位で、強硬な産油国との妥協をよしとしない米国や、多様な姿勢で臨む欧州各国の只中で"対話と協調"の基本スタンスを崩さず粘り腰で交渉優位に持ち込んだ、往時の田中内閣の錚々たる面々や官僚達の活躍についての認識を新たにした。以上がメインで後続の石油代替やCOPへの展開はさらりと。2023/04/15

とある本棚

11
第一次オイルショックに対する日本外交の軌跡を追った本。国際社会の動向も視野に入れつつ、官僚・政治家の動きに焦点を当てており、臨場感をもって交渉の様子を追体験できる。「友好国」になるために、アメリカに配慮しつつ、アラブ諸国も満足させるための文書を練り上げていく様から外交の難しさと面白さを感じる。エネルギー安全保障に再び光があたりつつある昨今、第一次オイルショックから学ぶことは多い。2022/11/29

takao

1
ふむ2022/05/09

なーちゃま

0
「戦後の国際石油資本に支配された日本」そして→「オイルショックで中東への二国間・多国間交渉及び信頼関係の構築がいかに重要か気づかされる日本」についてめちゃくちゃ丁寧に文献に沿って書かれた超良書。第1章の戦後の石油産業と国際石油資本の関係については、私の修論のメインの章の冒頭の骨格になりそう。オイルショックに日本がどのように対応してきたのか、細かく記されているので、オイルショックを研究したい人は必ず読むべし。大平正芳と三木武夫、総理としてはインパクトほぼないけど、オイルショック時は大活躍していた。2022/07/18

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