出版社内容情報
資源に乏しい日本はどのようにエネルギー資源を確保してきたのか
1973年の第一次石油危機(オイルショック)を機に積極的に展開した資源外交を概観する
石油を主とした化石燃料を巡る日本の外交政策を、「対米協調」「国際協調バランス」の視角から分析し、今後のエネルギー資源政策における日本外交の課題を考察する
内容説明
資源に乏しい日本はどのようにエネルギー資源を確保してきたのか。1973年の第一次石油危機(オイルショック)を機に積極的に展開した資源外交を概観する。化石燃料を巡る日本の外交政策を、「対米協調」「国際協調バランス」の視角から分析し、今後のエネルギー資源政策における日本外交の課題を考察する。
目次
第1章 戦後日本の石油政策(国際石油資本依存の体制;国際石油資本軽減の試み;アラブ諸国の石油戦略)
第2章 第一次石油危機(オイルショック)(アラブ諸国の石油戦略発動;アラブ諸国の石油戦略強化;新中東政策発表へ―危機解消に向けて)
第3章 資源保有国との二国間外交推進(三木武夫特使の中東八カ国訪問(友好関係の構築を目指して)
中曽根康弘通産相のイラン・イラク訪問(政府間取引の成立を目指して)
小坂善太郎特使の中近東八カ国訪問(友好関係の強化を目指して))
第4章 多国間協調外交の推進(石油安定供給のためのワシントン石油消費国会議;具体的作業のためのエネルギー調整グループ会合;多国間協調のなかの日米協力(日米エネルギー研究開発協力))
第5章 化石燃料抑制の資源政策(温室効果ガス制限目標を課した京都議定書;すべての国の参加を求めたパリ協定)
著者等紹介
池上萬奈[イケガミマナ]
1974年慶應義塾大学文学部史学科卒業、2008年同大学大学院法学研究科前期博士課程、2013年後期博士課程修了、博士(法学)。その後、慶應義塾大学大学院法学研究科助教(有期・研究奨励)、同大学法学部非常勤講師を経て、現在、立正大学法学部非常勤講師。日本国際政治学会、国際安全保障学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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