出版社内容情報
太平洋戦争の「通説」にあえて挑戦し、冷戦の本質を独自の視点で深掘りする
開戦80年! 従来の歴史書とはひと味違った側面史
?「日本海軍は大艦巨砲主義に固執して航空主力とするのに遅れた」という通説は本当か?
?「軍艦を失いながら生還した艦長は人事で冷遇された」という説は本当か?
?“パールハーバーの記憶”はアメリカ社会でどのように利用され、戦後の安全保障政策にどんな影響を与えたのか?
?米ソ首脳間の民生品をめぐる「キッチン論争」を通して、ジェンダーと家庭への封じ込めの視点で“冷戦”を読み解く
?日本にも波及したキッチン論争はメディアを通した宣伝戦に
内容説明
太平洋戦争の「通説」にあえて挑戦し、冷戦の本質を独自の視点で深掘りする開戦80年!従来の歴史書とはひと味違った側面史。
目次
第1章 戦艦大和の掩護(大艦巨砲主義についての予備的考察;真珠湾攻撃とは何なのか ほか)
第2章 喪失艦から脱した艦長は冷遇されたのか
第3章 うつろうパールハーバーの記憶―アメリカの安全保障政策との関係を中心にして(記憶という概念の検討;国民を統合する記憶としてのパールハーバー ほか)
第4章 キッチンをめぐる戦争―冷戦と家庭への封じ込め(冷戦史のなかのキッチン論争の背景;ニクソンへの助言 ほか)
第5章 日本とキッチン論争と冷戦の終焉(百ルーブル事件をめぐる報道合戦;冷戦終焉後の最大の脅威としての日本 ほか)
著者等紹介
飯倉章[イイクラアキラ]
城西国際大学国際人文学部教授。昭和31(1956)年茨城県に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業、国際大学大学院国際関係学研究科修了(国際関係学修士)、学術博士(聖学院大学)。専門は国際政治学
森雅雄[モリマサオ]
城西国際大学国際人文学部非常勤講師。同大学同学部元教授。昭和28年(1953)兵庫県に生まれる。東京都立大学卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了、東京都立大学社会科学研究科社会人類学専攻博士課程単位取得満期退学。専門は社会人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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