内容説明
軍事戦略に限らず、ビジネス戦略・国家戦略にも幅広く適用できる「総合戦略書」として高評価を受けてきたロングセラーが再登場!陸上、海上、航空、ゲリラ戦の各戦略理論に分類し、“順次戦略”“累積戦略”というユニークな概念で解説。クラウゼヴィッツ、ドゥーエ、マハン、リデルハート、毛沢東、ゲバラ、ボー・グエン・ザップなどの戦略思想家の理論を簡潔に紹介。
目次
1 戦略思想家と戦略
2 戦略研究のための分析法
3 累積戦略と順次戦略
4 戦略理論の肯定
5 今までの戦略理論
6 今までの戦略理論の限界
7 総合理論の根底にある想定
8 総合理論の発展
9 理論を応用するための教訓
10 結論
著者等紹介
ワイリー,J.C.[ワイリー,J.C.] [Wylie,Joseph Caldwell]
1911年生まれ。米国海軍の元少将。1972年に退役。マハン、ルース以来の現役軍人としての戦略思想家。第二次世界大戦の太平洋戦線では、ガタルカナルの諸海戦や硫黄島戦で最新のレーダーを駆使して日本海軍と対峙。戦後は陸海空の指揮系統を統一して相互の協力関係を進める統合作戦の推進者として有名になる。数多くの論文を専門誌に発表しており、米国軍内、特に海軍の士官教育や現代の軍事革命(RMA)の議論における思想的影響は大きい。1993年没
奥山真司[オクヤママサシ]
1972年生まれ。地政学・戦略学者。戦略学Ph.D.国際地政学研究所上席研究員、戦略研究学会常任理事、日本クラウゼヴィッツ学会理事。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学卒業後、英国レディング大学大学院で戦略学の第一人者コリン・グレイ博士に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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