出版社内容情報
安全保障問題の正しい理解に必要な国際社会のルール、軍備管理・軍縮に関する知識をわかりやすく解説する。
短銃・機関銃のような小型武器から、核兵器や化学・生物兵器のような大量破壊兵器まで、無制限な軍拡競争を抑制し、国際社会の安定を維持するために兵器はどのようにコントロールされてきたのか。
またこれからの軍備管理はどのように進められるのか。
■第?部 軍備管理総論
第1章 軍備管理の歴史と概念
1.軍備管理の歴史/2.軍備管理の概念/3.軍備管理の政策的妥当性
第2章 軍備管理と国際政治
1.国際社会の仕組みと軍備管理/2.今日の安全保障課題と軍備管理/3.安全保障政策と軍備管理/4.軍備管理と米国
第3章 軍備管理のプロセスと仕組み
1.軍備管理の主体/2.軍備管理条約のプロセス/3.軍備管理と検証/4.軍備管理とインテリジェンス
第4章 軍備管理と科学技術
1.科学技術と兵器開発/2.兵器技術の性格/3.科学者の行動と安全保障
■第?部 軍備管理各論
第5章 核兵器の軍備管理
1.核兵器の脅威/2.米ソ間の核兵器規制交渉と核実験禁止/3.核不拡散体制/4.核兵器の軍備管理の課題
第6章 化学兵器の軍備管理
1.化学兵器の脅威/2.化学兵器禁止条約(CWC)/3.化学兵器の軍備管理の課題
第7章 生物兵器の軍備管理
1.生物兵器の脅威/2.生物兵器禁止条約(BWC)/3.生物兵器の軍備管理の課題
第8章 弾道ミサイルの軍備管理
1.弾道ミサイルの脅威/2.弾道ミサイルの国際規制/3.弾道ミサイルの軍備管理の課題
第9章 通常兵器の軍備管理
1.通常兵器と防衛政策/2.通常兵器の軍備管理・軍縮条約/3.通常兵器の輸出管理/4.通常兵器の軍備管理の課題
第10章 宇宙の軍備管理
1.宇宙開発と安全保障/2.宇宙の国際規制/3.宇宙の軍備管理の課題
おわりに(まとめと考察)
1.軍備管理とは何か/2.軍備管理の全体像/3.軍備管理のパラダイムの変化
岩田 修一郎[イワタ シュウイチロウ]
1952年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。外務省入省後、ハーバード大学大学院修士課程(東アジア研究)。その後、防衛研究所室長、同主任研究官などを経て、現在防衛大学校国際関係学科教授。専門は国際政治学、軍備管理論、アメリカの安全保障政策。
著書に『核拡散の論理』(勁草書房)、『核戦略と核軍備管理』(日本国際問題研究所)、『大量破壊兵器不拡散の国際政治学』(共著、有信堂高文社)などがある。
内容説明
短銃・機関銃のような小型武器から、核兵器や化学・生物兵器のような大量破壊兵器まで、無制限な軍拡競争を抑制し、国際社会の安定を維持するために兵器はどのようにコントロールされてきたのか。またこれからの軍備管理はどのように進められるのか。安全保障問題の正しい理解に必要な国際社会のルール、軍備管理・軍縮に関する知識をわかりやすく解説する。
目次
第1部 軍備管理総論(軍備管理の歴史と概念;軍備管理と国際政治;軍備管理のプロセスと仕組み;軍備管理と科学技術)
第2部 軍備管理各論(核兵器の軍備管理;化学兵器の軍備管理;生物兵器の軍備管理;弾道ミサイルの軍備管理;通常兵器の軍備管理;宇宙の軍備管理)
著者等紹介
岩田修一郎[イワタシュウイチロウ]
1952年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。外務省入省後、ハーバード大学大学院修士課程(東アジア研究)。その後、防衛研究所室長、同主任研究官などを経て、防衛大学校国際関係学科教授。専門は国際政治学、軍備管理論、アメリカの安全保障政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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