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内容説明
東京電力福島第一原発事故から5年、原発から最も離れた帰還困難区域・飯舘村長泥行政区の74世帯281人の人々は“戻れないふるさと”への思いを断ち切れずに苦しんできた。風化しつつある被災地長泥の生活の記憶を、後世に伝えるためにつくられた記録誌。
目次
第1部 写真で見る長泥(東電福島第一原発事故後の長泥;故郷の記憶)
第2部 聞き書きでたどる長泥(一組(開墾)
二・三組
四・五組(曲田)
長泥を見守る)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
後藤良平
2
国が線引きした30km圏外なのに、3月17日には95μSv /hを記録した、飯舘村長泥地区。何の測定も指示もなかった地元の人びとは、浜通りからの避難者を受け入れ炊き出しをしていた。ここは未だに一時立ち入りは出来るが、住めない。再来年度から希望する人は自宅周辺だけ除染し、避難指示を解除するという。13年も放置され、まだ線量の高い地区に戻る人は居るのか。震災の年の4月に東京に遊びに行った長泥の子が、「福島のせいで東京は停電になった」と言われ腹が立ったくだりが出てくる。それは福島のせいか? 年間No.45購入2022/05/01
NZR
0
村民向けの記録のような体裁だが、実際にはこのような美しい村があり、そこに歴史があり、人々の暮らしがあったことを示すことがより多くの人の心に訴えるのではと思わせる内容。2016/07/29




