内容説明
東南アジアで最も熱い視線を浴びているミャンマーでいま何が起きているのか。世界の最貧国の一つといわれた国の驚きの実態!政治・経済のシビアな話から、庶民生活、夜の風俗まで、ミャンマーのツボ15話。信じられないエピソードがいっぱい。
目次
狂乱土地バブルに戸惑い&迷走
熱い東京と温度差―ティラワの憂鬱
ニッポン・ポンコツ車は「株券」
物売りがなぜ、法律のガイドブックを?
先進産業縫製メーカーの苦悩
苦難経て、今、ニューリッチ派
似て非なり?親日・ミャンマー人
我らの思い何処に…哀しきレッパダウンの村々
石頭・軍政のツケは教育に
マークに会えるはずだったのに
横揺れ山手線がこんなに楽しいなんて
夜の街から美人が消えた?
グレーゾーンをぶっ飛ばせ
日本の命運握る「十字架」の攻防
著者等紹介
森哲志[モリテツシ]
ジャーナリスト・作家。日本エッセイストクラブ会員。元朝日新聞社会部記者。長崎市生まれ。イラク戦争下のサマワ、パレスチナ、アフガニスタンなど国内外で取材・執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スー
23
19題名通りにこんなはずじゃなかった話が紹介されています。スー・チー氏が軍政より中国よりな発言を行い民衆が失望。中国の経済進出に期待したがミャンマーに利益かわ入らない。大卒者を雇ったがアルファベットも読めない軍政時代に弾圧された為に知識層が壊滅。軍との対立が終わると今度は少数民族との対立。資源も豊富なのにそれを活かす事ができない、民主化が長く続けば大きく変わったのにまたクーデターで振り出しに戻る2022/03/05
turtle
3
今、進めているミャンマープロジェクトの参考に読んでみました。 中古車がものすごい勢いで日本から輸出された背景がよくわかりました。2014/12/14
Yasutaka Nishimoto
1
2015年総選挙前のミャンマー。現在は、本書刊行時と若干違ってはいるが、依然、ビルマ族と少数民族の対立構図が変わらずある。もう少しきな臭さが出てくれば行きにくくもなるが、ちょうどいい機会なんだろうなぁと思ったりする。誤植や、著者の癖のある文章が多いのは、構成の弱さか。2017/10/01
Yuko
0
日本の飲食店で働いていた時、軍政権が始まり、本国に強制送還されだあと、民主化を待って、ヤンゴンにミャンマー人によるお寿司屋さんを立ち上げた、あるミャンマーの人々のエピソードに涙。 なんて強い人たち。 東京でよく、頑張って働く外国の人を見かけるけど、彼らの一人ひとりに、大きな歴史があるのだなぁ ニッポンジンも頑張らなくちゃ。 エイエイ、オー!2015/02/06