目次
プロローグ 直島を越えるためのグローバルブランディングの推進
第1章 土庄町ではなく瀬戸内・小豆島としての地域ブランディング―何でも揃うがメッセージ性が欠落した島からの脱却
第2章 グローバル瀬戸内のアイランドビジネス―瀬戸内海におけるポジショニングの戦略的活用
第3章 瀬戸内海を舞台にした小豆島の地域ブランディング―ゾーンデザインによる競合島ブランドへの対抗戦略の展開
第4章 小豆島の豊かな自然によるエピソードメイク―おもてなしによる顧客信頼の獲得
第5章 小豆島に期待される主役たち―行政の枠をこえたアクターズネットワークへの期待
エピローグ 瀬戸内のゲートウェイになる夢を形にする
著者等紹介
原田保[ハラダタモツ]
コンテクストデザイナー、ビジネスプロデューサー。多摩大学大学院客員教授。1947年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業
岡田好平[オカダコウヘイ]
土庄町長。1934年生まれ。徳島大学工学部化学応用工学科卒、2006年より現職。1974年小豆島青年会議所理事長、82年香川県議会議員、98年香川県議会議長、2010年小豆島観光協会会長、11年香川県町村会会長に就任、小豆島の地域ブランドの拡充に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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それいゆ
24
この夏、小豆島は瀬戸内国際芸術祭に訪れた人々で大賑わいでした。小学生が夏休みの研究で「どこから来たの?」と調査したところ、一番多かったのは東京からで、しかも自転車や徒歩で島を巡る若者が目立ちました。従来型の寒霞渓や映画村などの名所巡りの旅を提供し続ける限り小豆島の未来はないでしょう。体験型で心に響く何かを構築することが求められています。瀬戸芸は一つのヒントを与えてくれました。霊場リゾート構想はすぐれた作戦です。島には隠れキリシタン遺跡も埋もれています。これらを巡る癒しの旅にはきっとニーズがあると考えます。2013/09/07