出版社内容情報
かつて日本の企業者はいかにその資質を磨き、いかにリーダーシップを発揮し、そしていかなる信条や信念を尊重してきたのか?21世紀の日本の企業者のあり方を展望するシリーズ企画。世界有数の洋食器ブランド「ノリタケ」、衛生陶器のTOTO、電力碍子の日本ガイシを設立した森村市左衛門、世界で初めて養殖真珠の商品化に成功したミキモトの創業者御木本幸吉。ブランドを市場に浸透させるために努力した二人の起業家の足跡を追う。
内容説明
世界有数の洋食器ブランド「ノリタケ」、衛生陶器のTOTO、電力用碍子の日本ガイシを設立した森村市左衛門。世界で初めて養殖真珠の商品化に成功したミキモトの創業者御木本幸吉―ブランドを市場に浸透させるために努力した二人の起業家の足跡を追う。
目次
森村市左衛門(生い立ち;起業;陶磁器の生産;森村グループの形成)
御木本幸吉(生い立ち;起業;真珠王への道;戦後のミキモト)
著者等紹介
藤井信幸[フジイノブユキ]
東洋大学経済学部教授。経済学博士。1956年、東京都に生まれる。1980年、早稲田大学政治経済学部卒業。1989年、同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。富士短期大学助教授などを経て、1995年に東洋大学経済学部助教授、1999年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kokeko
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新聞で森村市左衛門の言葉が取り上げられていたのをきっかけに、著書がないかと探して読んだ。日本を代表する製品の創業者であるが、新しい時代の産業担い手としてのダイナミックな行動が心地よく、求めていた内容ではなかったが面白かった。読むきっかけとなった言葉の背景を垣間見たきがする。 製品を何点か愛用し、また九谷焼を買いに行った際にはノリタケ工場で食器を購入した。そういえば…、と思い浮かぶ製品を長年作り続け、生き残りへのたゆまない努力は戦略あってこそなのだと改めて感じた。 他には便器でお馴染みのメーカーくらいにし2013/02/07