内容説明
勝つための研究から、戦略論・戦術論、指揮・統率論を排除して社会現象として「戦争」を捉える新しいアプローチの戦争学。
目次
第1章 軍事力の歴史を概観する(戦争システムの核心;現代のモデル「紀元前の時代」 ほか)
第2章 戦争はなぜ起こるのか(海洋国家と大陸国家;戦争の原因―国家戦略の衝突 ほか)
第3章 戦争の基礎国力(平時の態勢;都市と城砦 ほか)
第4章 戦争の実行(戦争の決断の主役;宣戦布告 ほか)
終章 総力戦論批判(南北戦争の鬼っ子;無制限潜水艦戦と戦略爆撃 ほか)
著者等紹介
松村劭[マツムラツトム]
1934年大阪府生まれ。防衛大学校卒業(2期)。陸上自衛隊陸上幕僚監部情報幕僚、作戦幕僚、米国陸軍指揮幕僚大学戦術教官、防衛研究所所員、陸上自衛隊西部方面総監部防衛部長などを歴任後、1985年退職。陸将補。現在は、米国国防総省指定法人「デュピュイ戦略研究所」東アジア代表。専門は、戦略・戦術研究、情報分析
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