内容説明
自由民権運動・大同団結運動・条約改正反対運動など活発な活動を展開した新潟県の政党運動は日清戦争後なぜ主体性を喪失し孤立化していったのか?「裏日本」という地域特性と地方政党の関係を実証的に解明する。
目次
序章 新潟県の自由民権運動の概観
第1章 初期新潟県会の特質―予算審議からみた
第2章 地方政党の再興と変質―越佐同盟会を例として
第3章 改進党系同好会の地方組織
第4章 松隈内閣下における進歩党の非盲従運動―市島謙吉を中心に
第5章 地価修正・地租増徴問題と新潟県下政党
第6章 初期政友会の地方掌握―新潟県支部を中心に
第7章 三四倶楽部と新潟組