内容説明
本書は、1997年2月に奈良女子大学より得た学位(学術)のための論文「ドイツ中世後期の帝国都市アウグスブルクにおける『公開射撃大会』に関する研究」に、次のような修正を加えたものである。学位論文の序論における「第二節先行研究の検討」は、本書の性格を考慮して削除した。また、史料の邦訳を試みた巻末の「補遺」は、一部を本書の巻頭カラー写真と本文や注に取り込んだが、大部分を削除した。さらに、字句の修正を行った。
目次
第1章 中世後期の帝国都市アウグスブルクにおけるスポーツ(帝国都市アウグスブルクにおける「ツンフト体制」の成立;アウグスブルクにおける娯楽とスポーツ)
第2章 帝国都市アウグスブルクにおける「公開射撃大会」の成立と展開(アウグスブルクにおける「公開射撃大会」成立の背景;アウグスブルクにおける「公開射撃大会」の成立と展開)
第3章 帝国都市アウグスブルクにおける1509年の「公開射撃大会」(公開射撃大会の「告示」と競技会場の準備;競技種目と賞品 ほか)
第4章 帝国都市アウグスブルクにおける「公開射撃大会」の目的と参加者(アウグスブルクにおける「公開射撃大会」の目的;アウグスブルクにおける「公開射撃大会」への参加者)