じょっぱりの人―羽仁もと子とその時代

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じょっぱりの人―羽仁もと子とその時代

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  • サイズ A5判/ページ数 432p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784829210390
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

羽仁もと子とはどんな人か━━?

1883(明治22)年、青森県八戸市生まれ。明治草創期の日本で、女性ジャーナリストの草分けとして活躍。
1903(明治36)年、夫羽仁吉一と共に雑誌『婦人之友』を創刊。その後「自由学園」「全国友の会」を設立した。

明治、大正、昭和の時代を情熱と行動力で駆け抜けた羽仁もと子。
次々にアイデアを思いついては、強い意志を持って形にし、大きな運動体を巻き起こしていった。

そんなもと子の生きざまを、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の編集長を25年務め、『鴎外の坂』など数多の著作を執筆した森まゆみ氏が、1冊にまとめ上げた。

じょっぱり(信じたことをやり通す強さという意味の青森の方言)の人は、激動の時代をどう生きたのか。鮮やかな文章で浮かび上がる。

内容説明

「じょっぱり」は、信じたことをやり通す強さを表す羽仁もと子の故郷・青森の言葉。もと子は、よいことは必ずできると信じて、多くの人を巻き込みながら突き進みました。

目次

第1部 青森の少女、新聞記者になる(八戸に生まれて;上京を追って;自由民権とキリスト教;明治女学校へ;最初の恋愛、結婚、離婚 ほか)
第2部 火の玉のように、教育者、事業家へ(自由学園創立;洋服の時代;関東大震災;震災後の救援;読者組合の組織化、著作集発行 ほか)

著者等紹介

森まゆみ[モリマユミ]
作家。1954年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。84年に友人らと地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊、2009年の終刊まで編集人。歴史的建造物の保存活動などにも取り組み、日本建築学会文化賞、サントリー地域文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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trazom

99
最近、「けっぱり先生」で生江義男先生(桐朋学園)、「窓ぎわのトットちゃん」で小林宗作先生(トモエ学園)と、愛と情熱に溢れた教育者の物語に涙していたら、森まゆみさんが羽仁もと子さんの評伝を上梓したと聞いて飛びついた。羽仁夫妻の事業は、自由学園と主婦之友社が両輪だが、主婦之友社刊行の本書は、雑誌「主婦之友」に関わる内容が主で、自由学園の教育への踏み込みが少ないは残念。女性教育の歴史に足跡を残す羽仁さんだが、女性の自立や権利を主張するのではなく、男女役割分担論に基づいた善き女性のあり方を求める姿勢と理解した。2024/08/12

fwhd8325

45
私の世代では、羽仁家と言えば、娘婿の五郎さんの印象が強く、進さん、未央さんと続くのですが、もと子さんはお名前だけ知っている程度でした。素晴らしい方だと思いました。封建的な考え方もありますが、現状をしっかりと理解しながら先進的なお考えを持っていると感じました。ご主人の吉一さんとの刺激ある人生がより素敵だと感じます。2024/07/17

二人娘の父

12
私の職場は目白駅が最寄である。そして本書の主役、羽仁もと子の創設した自由学園明日館と婦人之友社も、職場から徒歩圏内にあり、昼休みの散歩時に何度かその前を通ったことがある。ただそれだけのご縁しかなかった方ではあるが、激動の明治、大正、昭和を婦人と子供のよりよい生活を求めて、ひたすらに実践を続けたバイタリティに圧倒される人生である。イデオロギーや思想で動いた人ではなく、あくまでも自分の見たこと、聞いたことから、心動かされるままに行動する姿は、いろいろな問題があったとしても、しっかりと評価すべきであると考える。2024/08/19

元気伊勢子

9
昔から明治生まれの女性の一代記が好きで読む。振り返ってみると選んだ題材で自分の心境が分かったりするから面白い。今回は、自分が思ったよりも娘時代を引きずり、フワフワしていることに気づいた。やはり、後世に名前が残る方は男性女性問わずエネルギッシュで行動力があると思った。2024/08/19

火曜日

5
元生徒で自由学園に愛憎(憎多め)を抱きつつその経験とイデオロギーで自己形成した自分にとって大変興味深かった。羽仁もと子の経歴が自由民権運動や大正デモクラシーの時代状況と並べて書かれているためか、自分の在学当時の自由学園は学校というより「結社」や「党」組織に近かったかも、という印象を持った。生徒らはこの理念に賛同するかの決断を経て、肯首した以上は理念とその具現化への奉仕の責任を負う。在学中はもと子への内部批判はされにくかったように記憶するが、この本の版元が婦人之友社だというところに状況の変遷を感じる。2024/09/27

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