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内容説明
異世界の都市・オスタスで活躍中の“名探偵”マルタ・サギーと、その好敵手たる怪盗ドクトル・バーチ。二人に関わる人々の苦労は絶えない。マルタの助手兼名探偵事務所を取り仕切る、リッツ・スミス少年、曰く。「というか、探偵を名乗る前に人間としてもっとしっかりしろ、という感じがします。マルタの場合」バーチの執事兼運転手兼その他もろもろのゴブリンのジャック、曰く。「ドクトルは、詰が甘いところがあるんです。だから、あの盆暗探偵に関わると碌なことがない」それでも二人は、惹かれ合うように対決を繰り返し、異口同音にこう微笑むのだ。「だって、あの怪盗(もしくは探偵)は、なんとも―楽しいじゃないか?」“完璧な探偵にして全く探偵ではない”名探偵と、美学を貫く怪盗。そして、彼らを巡る人々の奇妙で優しい関係を綴る、短編集第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご。
3
図書館本。 シリーズ短編集二作目。 やっぱり短編のほうが読み易いし、面白い気がします。 最後の話だけは意味が分からなかったけど。2021/07/20
つこ
3
★★★★★ 読む順番間違えたー‼全部読み終わって発行日確認してから気付いたよー‼︎なんてミステイク‼︎︎これ短編集2だったのね…。短編集1だと思って読んだけど、まあ短編集なのでそんなに問題はないけど、確かに知らない事件の名前とか出てくるけども。それに登場人物たちの出会いとか全く書かれてなくて、いきなり普通に同居してたりするけども(笑)これから短編集1に戻ろうと思うけど、出会いとか書かれてるのかしら。2018/06/29
月
2
名探偵だけど、推理はしない。 間抜けな姿ばかりのはずなのに、なんだかんだで、頼りにしてしまう。ドクトルやリッツとの掛け合いは面白く、楽しい。 探偵捕わる。は個人的に好きな話。あのまま、ジャックが途中でマルタを止めなければどうなっていたのか、気になるところ。2017/03/20
しゅがー
2
マリアンナさんをデートに誘うマルタににやにやした。もう二人とも可愛すぎて…! 「実は、僕が探偵Mなんです」「実は、私もドクトル・バーチなんですわ」とか、嘘つけマルタ・サギーとか。好きなシーンがいっぱい。2013/12/15
ちー
2
バカンス中のバーチが非常に生き生きしてる。その有能さに拗ねてるマルタが可愛いwなんだろう、一般市民だとバーチの方がかなり人気があるから追っかけとかいるけど、二人の関係だとバーチの方がマルタにキャピキャピしてるんだよな…。生マルタだ!みたいな。マリアンナもかーなり、キャピキャピしてる。マルタたちに対するサービス半端ないw恋愛云々っていうより、好敵手として認めあってる二人の関係がスッゴク良い。明らかにバーチの方が凄いのに、マルタのこと認めてるとかいい。竜のファンの話もすっごくほのぼのした。2012/05/20