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内容説明
国定ヒロトの妹・ありすは、本人も知らずに初代バクトである祖父に急接近していた。妹と、そのことを知っていた音無素子に、ヒロトはやりきれない苛立ちをぶちまけ立ち去った。三人に微妙な距離感が生じている中、ありすたち二年生は京都への修学旅行に旅立ち、音無も同行する。ところが…。「わたし、死んじゃうかも知れない!」その京都で、ありすは連続自殺事件を目撃してしまい、なぜか彼女自身も死の恐怖に怯える!!一方、ヒロトは札幌市内で頻発していた怪死事件を追うことで苛立ちを紛らわせていた。そんなヒロトは、謎めいた美青年の噂を耳にする。しかもその青年は、“二代目バクト”と“ダランベール黙示録”についてもかぎ回っているらしい…。彼の目的とは!?千々に乱れたそれぞれの心が再び繋がる時、巨大な闇が浮かびあがる―。急展開のギャンブル・ミステリー第6弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真林
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沙都里の過去に触れる巻。ヒロトを中心にしつつも各々の結びつきはそこまでなかった女性陣が、ようやく仲良くなれたのではという展開でした。こういう流れをしっかり描くあたりは好印象。次回最終巻ということで、登場した先代バクトと謎のつながりを見せる得体の知れない少年が一体どう動くのかに期待。2015/09/05
鑑真@本の虫
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今回は、サトリを取り巻く環境に関する問題。 素子たちの修学旅行中、生徒の利用した料亭で自殺騒ぎがあったことが中心となる。 全体の真相としては、非常に微妙。 バクトのダランベール黙示録に記された技を明かしたのは良かった。 次回は最終巻。2014/04/18
takustrq
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暗示。2009/10/21