富士見ミステリー文庫<br> ROOM NO.1301〈7〉シーナはサーカスティック?

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富士見ミステリー文庫
ROOM NO.1301〈7〉シーナはサーカスティック?

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829163276
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

昼間のラブホテル街。錆びた装飾やら電飾やらが日の光のもとにさらされると、なんとも味気なく、そして裏寂れた感じがする。「やっぱり帰るか?」姉・蛍子は健一に問いかける。出会うということは、いずれ別れるということ。Hをするということは―Hをしつづけるのか?それとも、いずれHをしなくなるのか?という判断をすること。交わるということは、そういうことなのだ。健一は岐路に立った。ど、どうする?姉から送られてきた携帯電話をたよりに、再会する健一と蛍子。そして、蛍子は、ある告白を健一にする。双子の姉妹佳奈と日奈の抱える微妙な秘密も明らかになり、健一の周囲の人間関係は徐々に変化していく。時に可笑しく、時に切ない健一の恋愛を探求する物語、第七弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Merino

5
ラノベじゃ考えられない姉の激白に、このキャラに対する愛が止まらなくなった。 『ずっと気づいてあげられなかった彼女の想い』...おぼろげながら見えてくる「僕は恋愛に向いてない」が意味するところの未来。ここに出てくるキャラ達はみな普通の幸せのカタチを望めない事をわかっていながらその事を悲観せず、手探り、迷い、互いに引っ張り引っ張られしながら前に進み続ける。この先何が見えて来るんだろうって期待させられる。2018/07/30

ソラ

4
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 昼間のラブホテル街。錆びた装飾やら電飾やらが日の光のもとにさらされると、なんとも味気なく、そして裏寂れた感じがする。「やっぱり帰るか?」姉・蛍子は健一に問いかける。出会うということは、いずれ別れるということ。Hをするということは―Hをしつづけるのか?それとも、いずれHをしなくなるのか?という判断をすること。交わるということは、そういうことなのだ。健一は岐路に立った。ど、どうする?姉から送られてきた携帯電話をたよりに、再会する健一と蛍子。そし2007/05/23

ソラ

2
【再読】2021/05/05

加賀ますず

2
誰かに変だと言われたから、それは変えなきゃいけないことだなんてことは、ない。自己の確立が為されていない思春期特有の危うさがもどかしく気恥ずかしいシリーズ第7巻。錦織さんが便利キャラ過ぎて無双。子どもたちが迷いながら答えを出そうとしている時に大人が強引に答えを与えてしまうということへの作者なりの皮肉なのかな。綾さんが唯一の癒し。2018/03/26

ウラー

2
★★★★☆「でも、関係ないですよね。いくら条件並べても、好きには届かないんですから」健一にとっての恋愛とは何か、恋人と付き合うとはどういうことか、という本作のテーマがよく分かる巻。髪を切ったホタルはかわいい。いろいろ打ち明け話した後の日奈もかわいい。でも健一の彼女は千夜子。恋人であることに理由はないのだ。……はぁ、読者にはわからん。可愛いから、好きになって、恋人になる、というのが一般的な思考回路だが、健一はそうではないのだ。だから健一がそうだと言えば仕方ない。読書体験としてはなんだかなー、である。2016/09/28

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