富士見ミステリー文庫<br> 青春時計

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富士見ミステリー文庫
青春時計

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829163252
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

田舎町に住む高校生・聖司と駿介は春休みの学校で一人の少女と出会う。彼女の祖父は学校の中央に建つ時間塔を設計した人物だった。少女・慧は春休みが終われば留学する予定であり、その前に思い出の時計塔を見にきたと語る。その時計塔の針は動かなくなって久しい。聖司と駿介は「慧が旅立つ前に時計塔を修理しよう」と計画する。毎日のように夜の学校へ侵入し、キャンプ気分で修理を楽しむ三人。だが限られた幸せな時間を噛みしめる一方、三人は互いに言えない秘密を抱えていた…。異なる登場人物の視点をそれぞれ新鋭三人の作家が描き、彼らの抱えた「秘密」を少しずつ明らかにしていく、という斬新な形式で描かれる青春ラブストーリー。

著者等紹介

森橋ビンゴ[モリハシビンゴ]
昼はサラリーマンの小説家。ファミ通文庫『三月、七日。』がスマッシュヒットし、注目を浴びる

川上亮[カワカミリョウ]
『ラブアタック!』で角川NEXT賞を受賞。ミステリー文庫『僕らA.I.』は熱い家族愛を描き話題を集めた

緋野莉月[ヒノリツキ]
鹿児島出身の18歳。『青春時計』がデビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソラ

4
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 田舎町に住む高校生・聖司と駿介は春休みの学校で一人の少女と出会う。彼女の祖父は学校の中央に建つ時間塔を設計した人物だった。少女・慧は春休みが終われば留学する予定であり、その前に思い出の時計塔を見にきたと語る。その時計塔の針は動かなくなって久しい。聖司と駿介は「慧が旅立つ前に時計塔を修理しよう」と計画する。毎日のように夜の学校へ侵入し、キャンプ気分で修理を楽しむ三人。だが限られた幸せな時間を噛みしめる一方、三人は互いに言えない秘密を抱えていた2007/04/23

らっこ

1
春休みの間に行われる時計修理をテーマに三人の作家さんが物語を紡いだ本。それぞれの短編ごとに主人公が変わるので、それほど作家さんごとによる違いは意識しなかったかな~。キャラクターごとに抱える秘密が核となっていますし、行動自体は青春真っ只中という感じですが、ひと春(?)の思い出といった体裁もあり、熱さよりも未来を見据えた諦観の方が強かった印象です。自分の記憶も少しピリピリさせられちゃいましたね。2016/06/08

ナンナル

1
これはいい青春物語だ。今の自分に悩みながらも、人との出会いによって変わって行く。変わる切欠なんて誰にもわからない。その時が来たら、まっすぐに照れずに力を出し切る。今という時は二度とやってこない。それを感じさせるいい話だ。蛇足だと思いつつも、この続きと言うのを見て見たい気分だ。2010/01/20

タケノコ

0
まさに青春真っ只中な作品。それもとても良くて楽しめた。斬新なストーリーの見せ方をしている。そこは視点が変わるごとに浮き彫りになっていく。この場面でこのキャラはこんなことを思索し感じていたのかと一人得心した次第です。2013/07/21

ナシカ

0
最後の方ええーってなったけど、思えば青春ってあくまで過去の一ページなんですよね。先に綴られる物語がどうなるにしろ、青春というテーマならばこれが正しいのかなと。こう俯瞰した青春は少なくともラノベではそうそうないんじゃないかなと。そう考えるとなかなか面白いですね。内容は完璧に普通の青春物語。携帯がないからちょっと昔めなイメージなのかな? 結構面白かったです。ただミステリーでもホラーでもないなぁと。なんで富士見ミステリーで出たのかしら。2012/03/20

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