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内容説明
健一は絆というものについて考える。夜の坂道。酔っぱらった日奈を背中に抱えながら、かすかに伝わるぬくもりについて考える。それは今という時間をともに生きる、二人をつないでいる証のような気がする。背中の日奈は、佳奈への思いを語る。「でも…好きなんです。特別なんです」健一は思う。好きという気持ちについて。綾との関係。冴子との日常。千夜子との一夏。そして姉との別離。その全ての中に絆があり、好きという気持ちがあったような…そして、もしかしたらなかったような。始まった二学期。双子の姉妹佳奈と日奈に振り回されながら、その時は刻々と近づいてくる。健一のもとに送られてくるある荷物は、新たなる出会いと別れを彼に告げる…。時に可笑しく、時に切ない健一の恋愛を探求する物語、第六弾。
著者等紹介
新井輝[アライテル]
ゲーム製作を経て、小説家へ。漫画原作・プロデュースなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
6
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 健一は絆というものについて考える。夜の坂道。酔っぱらった日奈を背中に抱えながら、かすかに伝わるぬくもりについて考える。それは今という時間をともに生きる、二人をつないでいる証のような気がする。背中の日奈は、佳奈への思いを語る。「でも…好きなんです。特別なんです」健一は思う。好きという気持ちについて。綾との関係。冴子との日常。千夜子との一夏。そして姉との別離。その全ての中に絆があり、好きという気持ちがあったような…そして、もしかしたらなかったよ2007/05/23
Merino
5
この物語、巻の構成としてプロローグが未来(現在?)になるんだけど、今回はそれが特に重要な伏線ぽかった。/シーナやツバメ、どちらも女性だけど今巻は友達としての青春色強め。徐々に深入りして行って情が湧いてくる。/ホタルから(SSで出てた)携帯電話が送られてくる。短くてそっけない会話。だけど読んでるこちらは『ヤッターーー‼︎』大歓喜。なんたって『約束の場所』ですから!良いよこのお話実に良い。期待を裏切らない(でいてくれるといいなぁ。。。2018/07/29
ソラ
2
【再読】2021/05/05
sakopy
2
約束しただろう! あの時。うやむやになってしまったけど、私はあの約束があったから、ここまでやってきたんだぞ。忘れてないよな、察しろよ。頼むよ。周りは私の事を思って、あれこれと世話を焼いてくれるんだけど、私はそんなものよりもお前が欲しかったんだ。お前がいれば他にないもいらないと言い切れるほど子供でもなかったんだよ。今日だけは、これからのすこしだけは。察しろよ。2016/07/08
tuppo
1
「僕にはそう思えないんですよ」「まあ。あんまりおすすめはできませんけど。でもそれが本心からのことなら。それがまっすぐな想いなら僕は変だとは思わないんです」2022/07/28
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