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内容説明
最近、思うことがある。ひょっとしたら俺は誰かに呪われてるんじゃないだろーかと。遠地での裁判を終えて、ようやく雪菜のもとへ帰ってきた俺を待っていたのは、疫病神だった。別名・竹田博人。弁護士協会の副会長をやっているロクデナシだ。ヤツいわく。「国選弁護をやれ。さもなくば弁護士バッジを返せ」冗談じゃねえ。依頼人の天木は、自分の叔父を射殺したと自供している。はっきりいって有罪確定。オイオイ…俺の輝かしい連勝記録も、これで終わりか?逆転無罪への突破口を見つけられないまま、敗戦覚悟の裁判は始まった!大人気のハッタリ法廷ミステリー。
著者等紹介
師走トオル[シワストオル]
埼玉県在住。『タクティカル・ジャッジメント』で第2回富士見ヤングミステリー大賞準入選に選ばれる。同作にて作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほにょこ
2
★★★☆☆ 民事編は事情により保留とのことで今回も刑事事件です。被告人の話がほぼ半分を占めていました。それでも読ませるのは流石ですね。2020/07/22
はつかねずみ
1
再読。 半分近くが事件のあらましの描写。 依頼人が自白してるところは3巻と同様だけど、あの時とは違い本人が自覚的かつ殺害を確信してるところから始まり、殺人事件としては無罪を勝ち取るまでに至るのは流石を通り越して物凄いものがあった。 ただ、描写されてなかったと思うけど、どうやって依頼人と真犯人が行動を起こした順番を特定したかは気になるかな……。 いやまあ、真犯人が後なら二度撃ちなんてしかなっただろうし、依頼人が後の方が現実的ではあるけど。2016/01/19
schizophonic
1
山鹿の弁護する被告が、自分から犯行を認めていて、証拠も揃っているという状況は3巻でもありましたが、今回は前半を被告視点による倒叙形式で描き、バッチリ犯行のシーンまで書かれたうえに、その場で死亡も確認と、さらにハードルをあげて、同じテーマに挑んでいます。シリーズの特性上、その時点でどういったどんでん返しがあるか予想がついてしまうものの、後半では山鹿の反則的な法廷戦術で、無罪に仕立てあげるとかではなしに、証言の矛盾を突いて真犯人を指摘する正攻法の犯人捜しに転じる構成が、よいアクセントになっていると思います。2013/09/01
K-Wing
1
これってどっちが先に撃ったかは自供以外で判断できるのかな? 今回のは落としどころがここにしかできなかった感じやな。2013/06/10
タタリ
0
特に新キャラ新展開が待っているわけでもなく国選弁護人編終了。そろそろ限界かな?2013/07/12