- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見
内容説明
「そろそろ私自ら動くのにいい時期だからね」酷薄にベトノワールは笑った。「三つの鍵が開くとき、ひび割れた殻は解き明かされるだろう」1年で1000人の会員を集めないと廃館のおんぼろ図書館、ケリポット。会員を集めるのにあれだけ苦労したのが嘘のように、なぜか続々と会員希望者がつめかける。ついに会員が1000人に到達!?というときに現れたのはベトノワール。彼が語った意外な事実をヒャッカは受け入れることができなかった…。“三つの鍵”―1000人の図書会員、満月の夜、そして紛い物な部品。それが揃ったとき、ケリポット、そしてヒャッカたちマガイモノの運命は?―そして楽園への扉が開く…。大人気のミステリアス・ファンタジー、ついに完結!そこは異端者たちの楽園、ケリポット。そこはみんなを幸せにする。
著者等紹介
上田志岐[ウエダシキ]
1979年2月9日長野県生まれ。第二回富士見ヤングミステリー大賞“竹河聖賞”受賞作、『ぐるぐる渦巻きの名探偵』で小説家デビューを飾る。『イレパラ』シリーズで第六回龍皇杯を獲得
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。