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内容説明
共産主義に身も心も捧げた美少女中学生こと、このあたし皐月伊予様に新たな大ピンチ!うちのガッコじゃお馴染みの“学級裁判”がまた開かれることになったの!しかも、相手は今までみたいにぬるいやつらじゃない。なんと、教師があたしたち生徒と“裁判”で対決するっていうのよ。はっきりいって、先生たちの言い分はオーボー。毛沢東様の教えに誓って、絶対に負けることはできないわ。はなはだ不本意だけど、ここは一応弁護士免許を持ってる善行の微力を借りてあげるわ。―って思ったら。あたしたちに協力するのは、事務所に来たばかりの見習いですって!?ちょっと善行、どーなってんのよ!?こんなヒヨッコじゃ、はっきりいってあたしの足手まといじゃない。凶悪中学生・皐月がふたたび見参!山鹿もぐったり。共産パワー爆発の『タクティカル』短編集第2弾。
著者等紹介
師走トオル[シワストオル]
埼玉県在住。『タクティカル・ジャッジメント』で第2回富士見ヤングミステリー大賞準入選に選ばれる。同作にて作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほにょこ
1
★★★☆☆ 山鹿善行のところに実務修習にやってきた司法修習生が悲惨な目にあう話など。あとは童話の登場人物(人じゃないけど)の裁判を行ったり、ネズミを被告人にしたり、かなりはっちゃけた内容で楽しかったです。2020/08/11
はつかねずみ
1
再読。 前半は司法修習生である一尺八寸東鬼を主人公として、山鹿法律事務所で勉強する話、後半は皐月が主人公の童話をベースとした学級裁判と動物を被告とする近代的宗教裁判。 前半は東鬼がだんだんと染まっていき、特に3本目ラストで山鹿を相手に詭弁で返すのは成長も見えるようで面白かった。 一方、後半の2本は茶番というか……まあ、童話を現実かつ現代に置き換えて罪状認否を問いただすというのは面白いとおもうけど、結論が出ないのも仕方ないしなあと。 宗教裁判は茶番過ぎていろんな意味でないわ。2016/01/28
K-Wing
0
こうして悪徳弁護士が生まれるのであった。 短編やからいいのかもしれないが今回茶番が多すぎるやろ。2013/06/17
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