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内容説明
「こんなんで、魔法遣いになれるのかな?」ユメは、ふとため息を漏らす。公園の高台を涼しい風が吹き抜ける。様々な色の屋根が重なり、その向こうに入道雲が見える。「どうしたの?」横を見ると美しい少女が、人なつっこく微笑んでいた。魔法遣いになるための研修中にスランプとなるユメ。彼女は街をぶらぶらする途中、出会った少女・希未とあるモノ―想いがいっぱいにつまった大切な宝箱を探すことに。それを探す中、ユメは魔法遣いとして自らの歩む道を見つけていく…。あなたもユメとあてのない散歩をしてみませんか。
著者等紹介
山田典枝[ヤマダノリエ]
脚本家・竹内日出男氏に師事。「中学生日記」で脚本家デビュー。「魔人遣いに大切なこと」において、原案・原作・脚本をつとめる
枯野瑛[カレノアキラ]
水城正太郎率いるゲーム製作集団「A‐TEAM」所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲシャン
5
再読。「菊池ユメに大切なこと」を探る話(本筋は違うけど)。メインは出会った少女・希未と映画のフィルムをさがす話。彼女のセリフ「悩みってのは、人に話せばガリガリ減ってくの」ってのは初めて読んだときは物凄い新鮮な考え方で再読した今でも覚えてました。2015/01/10
読生
3
一巻がどんなお話だったか全然思い出せないけど、思い出せなくても大丈夫だった。 ストーリー的な繋がりがあるわけではない、『魔法遣いに大切なこと』の世界を用いて書かれた物語なのね。 でも、だからこそ、なのか、このタイトルの核心に迫ってゆく。 なにが「大切」なのかということに。 多分、魔法遣いじゃなくても、それを失うと仕事になんないんだけど、往々にして失いがちなのです。大切なこと。2025/02/10
風鈴
3
再読。ユメが壁にぶち当たって悩むお話。あってすぐに看破しちゃう希未ちゃんすごい人だと感心。解決できたように見えて、これって何度も陥りそうな思考の罠だと感じてしまった。2020/07/01
みるく
1
なるほど、やはり彼がナンパ君(^^;2015/08/12
結城あすか
1
今回はユメの物語というよりも、ユメの出会った瀬田希未という女の子の物語という感じで、少し雰囲気が違うかにょ。ところで、途中のカットに描かれてるフィルムケースだけど……どう見ても8mmにしては大き過ぎるにょ。ま、カット描いた人も実物の8mmフィルムなんて見たこと無いんだろうけどにょ。2004/01/16