- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見
出版社内容情報
景の身体を依り形として、ついに降臨した謎の存在”女王”。セルネットの執行細胞――Bを名乗る青年たちは、景を女王ごと拉致する。失意のまま街を彷徨する梓。疾走するネオ・アクション・サスペンス、事態は佳境に
内容説明
「景ちゃんをどうするの!」梓は、目の前の少女じみた顔の少年に叫んだ。「『王国』にお連れします」無慈悲に女王は答えた。景の心に住み憑いた―すべてのはじまりの“悪魔”は、その瞳を黄金に輝かせた。葛根高校の書庫。梓と景が帰国後、相対した―はじまりの場所で、梓は、自らの犯した罪の深さを知る。事件の裏側にある、すべてを。復活するBと呼ばれる執行細胞。そして降臨した女王は、ある目的のために動き始める。残された千絵、水原、梓は、自らの想いを胸に秘め、闘う手段を求め街を彷徨う…。ネオ・アクション・サスペンス第四弾。
著者等紹介
あざの耕平[アザノコウヘイ]
第九回ファンタジア長編小説大賞出身。’99年1月「ブートレガーズ神仙酒コンチェルト」でファンタジア文庫にてデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
じお
7
★★★★★ 再再読。何度読んでも最の高。梓が自分の思いを自覚し、また景からの思いにも気づく、今なら尊いとかエモいとか色々な形容詞で括れそうだが、とにもかくにもスバラシーの一言。三人娘も良い、当時読んでた時は急にこんなの増やしてどうするんだと話の冒頭で思ったけど、読み終わる頃にはメチャクチャ必要なピースになっているなと感じられる、その手腕にはダツボーですわ。千絵の久美子への言葉、全く古臭さを感じさせず、今にも、何なら今の方が響きそうな理想論だなーと雑感。→2025/05/24
コリエル
5
再読。あざのさんて仲間たちが集結ってエピソードが好きだよな~と。どのシリーズでも必ずこういう感じの巻を作る。2015/04/20
晦夢
4
前巻の決着編というか後処理というか、次巻以降への布石というか。とりあえずようやく敵味方がハッキリした感じ。家出少女3人が良心。2014/04/12
くろわっさん
2
シリーズ4作目。 景がいなくなり、それぞれの人物が変化していく。 メインは梓。 表題の通り、それぞれのキャラクターが決意していく回。 今後はvsファーストセルに向けて走っていく感じかな。 少し飽きてきました。2021/05/28
くろ
1
まさしく決意の巻。2012/04/07