富士見ミステリー文庫
Dクラッカーズ〈3〉祭典‐ceremony

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829161524
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

轟。雷鳴とともに、体育館の照明がおちる。終業式に出席した生徒たちは、パニックに陥り、出口へ雪崩のように走る。“C”は、微笑む。闇の中、魔法使いを葬る瞬間が訪れた。瞬間、暗幕が音もなく落ちる。差し込むライトの下に少年―物部景はひとり立っていた。「ようこそ魔法の塔へ」囁く彼の影は光にゆらぎ、闘いを望む生物のように蠢いた。悪魔召喚薬により、身体を傷つけながら、自らの目的を追う少年・景。彼へ向け、放たれる組織よりの刺客たち。力の均衡が崩れた街は、悪魔持ちの戦場と化していく。ネオ・アクション・サスペンス第三弾。

著者等紹介

あざの耕平[アザノコウヘイ]
第九回ファンタジア長編小説大賞出身。’99年1月「ブートレガーズ神仙酒コンチェルト」で富士見ファンタジア文庫にてデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じお

5
★★★★★ 再再読。決戦のクリスマスパレード。話始めのしっぽ頭の不穏な感情の揺れ動き、不安定な情緒が最後の破滅にまで効いてくる。疾走感あるバイクを駆っての悪魔戦が、共に終わりへ向かって加速していく各々とリンクしている構造が見事。梓の闇と、思春期の危うさ、ジャンキーライクな青春と、悪魔。全てが混ざり合って迎えるラストシーンは当時どうなってしまうんだろうと、当に麻薬のような魅力を持って惹きつけられた思い出。流石にそこまでの情動は今は覚えないけど、それでも楽しめる、起承転結、転のパート。2025/05/23

じお

5
★★★★☆ 再読。クリスマスが近づき世は賑わいを見せる中、景は自分に残された時間が少ない事を悟り大胆な作戦を仕掛けるのだった、無慈悲な女王が現れる異能ジャンキーラノベ第3巻。あざの作品は3巻からのキッカケともなった大盛りあがりのクリスマスパレード、ウィザードの強さ、甲斐との決戦、明らかになる残酷な真実、見事といっていい山場回。冒頭、景ちゃん視点から梓を大事に思ってるところを描くせいかしっぽ頭の所業が一層切ないというか悲しくなる演出は上手いし、水原の過去やBの連中をチラつかせてくるのもワクワクする。2020/05/04

晦夢

3
セルネット、DDに景と梓の関係が知られ景はセルネット、DDに対する大胆な作戦を決行する。景と梓の王国、そして悪魔の関係。女王は景の中へと帰還し水原の過去も少し覗く。面白くなってきた。ミステリー的な要素は殆どない。いや、それでいいんだけどね。2014/04/10

コリエル

2
再読。読み返すの10年以上ぶりだけど、やっぱり凄く熱い! 悪魔使いたちみんなを巻き込んだ決闘。バイクチェイスから工事現場での一騎打ち。そして最後のひどいよ梓ちゃんまで息をつかせぬ内容。2015/03/28

くろわっさん

1
シリーズ3作目。 最初にあったミステリ要素はもうない。 セルネットがついに梓に目を突ける。 相思相愛。 闘いが始まる。 それにしても敵弱いなぁ。 少年漫画っぽくなってきました。2021/01/23

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