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内容説明
『アルカナ(近代魔術の一種)とは、人類全てが等しく有する能力である。ただ、その能力は、ほとんど頭の奥にある引き出しにしまい込まれたままである』新宿の雑踏に、深い絶望に打ちひしがれている男がいた。男の名は高山―「愉快な奇術師」と呼ばれるアルカナ使いだった。「救われたい」一心で男は生まれ故郷に帰る決心をした。「隠者に会いに行こう―」路上の占い師にして、稀代のアルカナ使いである未来が運命に導かれてやってきたのは宇都宮。しかし未来のアルカナは輝きをひそめていた…。不可解な飛び降り自殺に隠者の陰。「悪意」に巻き込まれた未来は―。
著者等紹介
田村純一[タムラジュンイチ]
超人気ゲームソフト『サクラ大戦』でおなじみ、広井王子率いるクリエーター集団「レッド・エンタテインメント」所属。(「レッドカンパニー」は2001年4月に「レッド・エンタテインメント」に社名変更しました)。自社制作のゲームソフトのシナリオで実績を積み、『天知未来がいる街』シリーズで小説初挑戦。早くもシリーズ第二弾を刊行で、新生「レッド・エンタテインメント」も大きく期待している
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