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内容説明
鳴神修護、帰還―。生死不明だったかつての仲間に生存者がいることを喜ぶ瑠璃。だが一方では、UGN中枢評議会の強硬派の糾弾が、ナイトフォールの絆を緩やかに蝕んでいた。そんな中、炎の魔人ラハブに示された新たな道とは…。鐘の音が二人の絆を砕くとき、怨嗟渦巻く戦いが幕を開ける。声優・若林直美と田中天、息ぴったりの黄金タッグに亀裂が!?ゲームデザイナー・矢野俊策によるダブルクロス・リプレイ緊迫の第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
18
リプレイ。TRPGは同じテーブルについた者たちが面と向かってロールするゲームだから、細かい設定はともかくとして、とりあえず「仲間」で在るのが前提になる(ことが多い)。この巻でGMが、PCの瑠璃とラハブの絆を断ちきるシナリオを組んだのは、ものすごい挑戦だしプレイヤーへのものすごい信頼だと思った。これによって、歪んでいた瑠璃とラハブのつながりを最後に強固なものに正すことができたのは、GMとプレイヤーの力量だなあ、真似すると大怪我するなあ(笑)。瑠璃を支えた志津香さんとハウント少佐も、知的でかっこよかったです!2018/09/25
クローカ
5
TRPGリプレイ。いやー泣かされました。1巻に於ける違和感、ラハブが『レネゲイドビーイング』として人とは違う存在でありながら同じオーヴァードである、という点がクローズアップされ、あやふやだった瑠璃との関係性をガッチリと描くシナリオがとにかく良かったです。『デイズ』から放られた無茶ぶりも見事に切り返し、ついに『デイズ』3巻ではクロスオーバーとのことで、この先の展開に一つも目が離せません。素晴らしかった。2012/06/01
m.murasaki
4
いびつだったPCふたりの関係をはっきりとさせるため、思い切ってPVPへ持ち込むGMの思い切りの良さに脱帽。そしてそれらを楽しみつつもうまく着地できた若林さんと天さんのRP力もまた素晴らしいかったです。2012/06/16
北風
4
すごいなあ。TRPGはGMが頑張っても、プレイヤーが口をきいてくれないとねえ。これほどまでにプレイヤーの演技と頭の回転が効いてくるゲームもなあ。ちと、一般人には敷居が高かったりするんだよなあ。プレイヤー一人一人がGMじゃないかってほど、内容が濃い回でした。次回はクロスするらしいけれど……、GMは誰がやるんでしょうか?2012/03/21
葉月たまの
3
次回、もうクロスオーバーするんだ!? 展開、早っ!? 瑠璃さんとラハブさんはめでたしめでたしで終わって良かった♪。悪人は死にそうだけど、なんだかんだでハッピーエンドになりそうな雰囲気、この作品はするなあ。そこは嬉しい♪。対立ものって、かなーり大変だけど、きちんと物語になっちゃうあたりは、GMもPLもすごい!2014/11/03