富士見ＤＲＡＧＯＮ ＢＯＯＫ ダブルクロス Ｔｈｅ ３ｒｄ Ｅｄｉｔｉｏｎリプレイ・デザイア〈２〉残影の妖都

加納 正顕/Ｆ．Ｅ．Ａ．Ｒ．【著】

富士見書房（2010/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 382p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829145869
• NDC分類 798
• Cコード C0176

内容説明

雨の五条大橋で朱香は一匹の子犬、そして一人の少年と出会う。時を同じくして、無差別にオーヴァードが殺傷される事件が起こる。その事件を追っていくうちに朱香たちの前に晒された衝撃の真実とは！？繋ぎかけた絆も、芽生えかけた友情も激化する戦いに飲み込まれてゆく。錯綜する欲望がもたらすものとは。物語はより深い闇への沈む―。ＰＣ全員が悪の組織に所属する異色のリプレイ、だからこそできるマスタリングとそれに応えるプレイヤーたちの力量が火花を散らす。新鋭が贈る第２弾、ここに登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[朧月]

わりとテンプレ的なシナリオ。ただ、それをFH側のPCでやるというのが新しくて楽しい。UGNのPC1に対してプレイヤーがどう対応するか、というやりとりが楽しい。ロミオとジュリエットみたいな感じの関係性が儚くて好きですね。

2018/06/30

[つくし]

なんかもう……なんだこれ！　PC四人とも魅力的過ぎる……あの展開からそう来るか……！　2巻にして風雲急を告げまくる展開に翻弄されてもう次を読むしかないマジ　若林さんのRPのすさまじさにもらい泣きしそうになったのと、おじさん勢がたまに吐くセリフが「これマジリアルタイムで言ってるのか……惚れてまうやろ……」感いっぱいなあたりとかマジ

2013/08/28

[akiu]

2巻。相変わらず極端な性格で突っ走る素敵なキャラ達、その「関係」に楔を打ち込んで揺るがし、考えさせるようなシナリオ。これぞダブルクロスという感じで、とても面白かった。ギミックを凝らしつつも分かりやすい戦闘も、よく出来ていると思います。お互いの欲望とか対立が前面に出たお話は、最後、ダイス運もあって思わぬ（最悪な？）方向へ。続きが楽しみすぎる。

2010/08/06

[culthouse]

前巻の盛り上がりはプレイヤーとGMの相性が良かった結果という側面も大きかったと思うが、2巻はそこを踏まえた上で、ダブクロらしい面白さ（朱香と真の関係とかね）が増してきた印象。男性陣の活躍も含めて、見所は前巻より更に増えてるんじゃなかろうか。これだけ続きが楽しみなリプレイシリーズも久々。是非とも突っ走って欲しい。

2010/07/26

[神紙]

怒涛というかなんというか。1巻はFH、敵役らしいストーリー展開でしたが、今回はUGNも大きく物語に絡み始め、単純な二項対立構造が崩れ始める。ラストの引きはジッサイ卑怯である。

2015/12/05