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内容説明
灼熱の地パグラ砂漠―だが、そこにも人々の生活は息づいていた。苛酷な人生ではあったが、それでも砂漠の民たちは、自らの神を信じ、おのが生を営み続ける。さながら砂嵐に耐えつつ、時が来たれば花を結ぶ〈使徒の薔薇〉という名のサボテンのごとく。一方、高く遠いところでは、永きにわたり神々がたがいの確執を深めていた。やがて諍いは神の範疇を離れ、人間たちのもとにおよぶ。反目しあう二つの部族、アカール族の王子カールダンとフラナ族の王女ゾーラの婚姻を命ずる、神の託宣という形をとって。砂漠を舞台にくりひろげられる異色のファンタジー、ここに開幕。
感想・レビュー
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