富士見ファンタジア文庫 揺れる王都の騎士姫君―バーガント反英雄譚〈３〉

八街 歩【著】

富士見書房（2013/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 332p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829139424
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

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出版社内容情報

皇国での陰謀劇を切り抜けたシュンたちだが、騒動の責任を取らされてソフィーは左遷されてしまう。無力さを痛感しつつも彼女の名誉回復に奔走するリュリシアだったが、ペルデの命を狙うモニカに誘拐され……!?

内容説明

隣国のシャンミュニ皇国で発生したクーデター事件を食い止めたシュンたち。だが、事件中の独断を咎められ、シュンは謹慎、そしてソフィーは左遷されることになった。自分の責任だと落ち込むリュリシアを元気づけて欲しいとアンジュに（力ずくで）お願いされたシュンは、彼女をレストランデートに誘い出す。だが、そこで運悪く、先の事件の黒幕モニカと遭遇してしまう！混乱のどさくさでモニカに攫われるリュリシア。行方を追うシュンだったが、その裏では王都を、いや大陸全土を揺るがすような陰謀が進行しており…。史上最弱の主人公によるアンチ英雄譚、波乱の第３巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

モニカがついに親の仇とする王国の筆頭騎士ペルデ暗殺に動いた巻でしたが、ここで物語が大きく動きましたね。彼女らの王女誘拐もあったりしましたが、結果として暗殺失敗したモニカが囚われたことをきっかけに、魔王の血を継ぐものたちの存在が公表され、シュンと姉妹たちが窮地に追い込まれる事態に。全面戦争覚悟の緊迫感のある展開になってきましたが、次巻で窮地を救うべく十二姉妹が全員集合ですか。最後に王の気になる独り言もあったりで、予想していなかった方向に舵が切られてビックリしましたが、俄然盛り上がってきて次巻も楽しみです。

2014/05/04

[アウル]

この巻が一番面白い。話の展開が姉妹12人＋長男VS国との戦いにシフトしたり国王の意味深な言葉も気になる事が盛りだくさんだった。次巻が楽しみだけども次巻で打ち切りじゃないかと心配になる話の進み具合で怖いな。

2013/10/08

[まりも]

今までで一番の出来。一気に物語を動かすためにこちらが予想していた以上に大量のイベントを入れてきましたね。盛りだくさんでありながら読みやすさは損なわれていないのでテンションを維持したまま読むことができました。王国側の騎士は全員悪役が似合うな。主人公とリュリシアの出会いがわかったりとこれまでの伏線を回収し次巻への決戦を盛り上げたところで次巻。姉妹総集合という事だけど出番回せるのか？それと次巻で終りっぽい気もして怖い。一番怖いのはモニカがまだ１０代ということだけど笑　イラストは相変わらず微妙でした。

2013/09/25

[シュエパイ]

おぉ・・・なんだか一気に窮地に追い詰められたなぁ。ラスボスっぽい英雄との前哨戦、小さな勝利と大きな敗北に、モニカねえ様があの状態と、どーもってくんだろうなぁ。なにげに学園長左遷されてて驚きましたが、他の姉妹との絡みで再登場するかな？そして、なんとなく不穏な呟きのミュスカ先生はいったい・・・(；´Д｀)

2013/09/21

[しぇん]

魔族に対して騎士達強すぎるんだけど……と思ってたら最後にドンデン返しが。今回はツつなぎの回でしたが、次は１２姉妹集合して決戦なのかな。楽しみです。お姫様回なので、今回はティンの出番ほとんどなかったのがちょっと残念。

2013/09/28