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内容説明
神獣によって支配、統治された世界。神獣の庇護の下、人々が平等に幸福を与えられる平和なこの世界の絶対のルールは―神獣への服従―。神獣の支配に対抗する組織“ウーロニクス”に所属し、自らを盗賊と名乗る少年リューは、外の世界に心を閉ざした少女クレアーレと出会う。「壊れるだけの世界など、もう見たくないのじゃ」「俺は君を盗む。こうして腕に収まった以上、君は俺のものだ」クレアーレを連れだし笑顔と希望を、そして神獣から全てを取り戻すため―かくて盗賊の少年は運命に抗い、神から世界を盗む壮大なサーガが紡がれる。
著者等紹介
手島史詞[テシマフミノリ]
第19回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作「沙の園に唄って」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たく@ぼっち党員
10
ラブコメ要素の入ったファンタジー。面白いっちゃー面白いけども、戦闘パートがあっさりしすぎてて勿体ない。もっと厚みが欲しかった。レジスタンスとか今まで虐げられてきたものの反撃とか主人公にべったりなヒロインとか私としては大好物です。次の巻はもうちょっとバトルをがんばってくれることを祈ります。2013/10/14
ドル箱
10
手島新作感想。また膨大な世界設定ですな~。何やら読んでいてポリフォニカを思い浮かべる。お話ネタとしては悪くはないが、少し「ありきたり感」も拭えない。とはいえ、他レーベルを股に掛けて書いている著者なので、その実力はなかなかあります(普通のラノベ作家なら1社が関の山なのですが)褒めたい箇所は主人公の信条、これが振れておらずよく立っております。それ以外は特にありません、あれ?これだけ・・・。続きを読むかは、気分次第ですかね。デジャブ感は拭えず。道化と来て、盗賊ですか。2013/06/17
はす
6
読了。面白かったのだけれど、説明不足が否めなくて展開が些かどころではなく早くて話についていくのが大変なのと、あらすじや帯に書いてある言葉でイメージしていたものよりストーリーが正直期待はずれ感が否めなかったかな。次巻は買わない。2013/05/30
椎名
5
世界設定で勝ってる。同作者である飛べない蝶~よりわかりやすく読みやすい、面白かった。主人公の芝居がかった言動も、有言実行している人間だからこその安心感や熱さで裏打ちされており、そりゃ「そこにいてくれる誰かがほしい」なんて願いを持つ女の子は惚れちゃうわなと。クレアーレも文句なしに可愛い。しかし大掛かりで絶望的な戦闘に厚みがなく、呆気ないのはファンタジー物としては味気ない。オチもエピローグがないせいかあっさりとしすぎていて勿体無かったように思う。楽しみなシリーズが出てきたことは確実なので、期待しています。2013/06/05
まりも
5
富士見ファンタジア文庫らしいファンタジー作品でした。 欲しいものは奪う、盗賊を信条にする主人公だが一般でいう盗賊とは違うあたりが中々良かった。 こういう安直な萌えに走らないファンタジー作品はすきだな ただ、せっかく特殊な力を持つ味方、巨人と神という敵がいるんだからもう少し戦闘シーンは工夫した方が良かったかなぁという気がしました。 あとイオリ、クルテルの空気っぷりがやばい。 特にラストあたりとかもう出番が無さすぎではないかと。 世界観がわかりやすく面白いんだけどあともうひと押しってところかなぁ2013/05/28