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内容説明
未曾有の大災害によって大陸は海に沈み、人類は潜水都市で暮らすことを余儀なくされた世界。冬休み明け、ほのみの学園入学により残留体を駆る少年、風峰橙矢は遠ざけていた日常を取り戻す。クラスメイトたちと過ごす当たり前だけど新鮮な学園生活。けれどもそれは思考昇華適性試験を行った学生の相次ぐ失踪事件であっけなく崩壊した。特例捜査局の少女リノン・クリスベルと事件を調査することになった橙矢たちだが…。第24回ファンタジア大賞“大賞”受賞作。
著者等紹介
武葉コウ[タケバコウ]
1993年、神奈川県生まれ。『再生のパラダイムシフト』で第24回ファンタジア大賞“大賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomokazu Kumada
17
未曾有の大災害により大陸は海に沈み、人類は潜水都市で暮らす事を余儀なくされ、残留体の脅威に晒される日々を送る世界。風峰家の養子となり「橙矢」と暮らし始めた記憶喪失だった少女・「ほのみ」の学園入学と、どたばたしながらもどこか新鮮な学園生活が始まりますが、「鶺鴒」政府主導により開始された学生の思考昇華(パラダイムシフト)適正試験は、試験を受けた学生の相次ぐ失踪事件が発生し、主人公が所属する特立研究機構は外部からの協力に応じ、「鶺鴒」政府直轄の特例捜査局(リーア)の捜査官と共に合同調査に乗り出しますが……。2013/05/09
クロウ
13
予想以上に良かった。が、文章やキャラの動機に少々疑問点があった。文章が稚拙。あとは会話文が幼すぎるかなぁ。ほのみ、もう少し賢そうなコメントをしてほしい。ミステリアスなリノンがいいね。だがそれ以上につばさが可愛すぎる。絶対に幸せにしてあげなくてはならない(戒め)2014/07/09
王蠱
9
悪くはないのだが1巻に比べるとどうしても蛇足というか、少なくともここまでだと単巻完結のが良かったかもというのが正直な感想。「非日常にいた存在が日常の中に入ってきて戸惑う」というヒロインに適用されることの多い状況を主人公に使った形かもだが、それを支える文章力と構成力がいかんせんまだまだ未熟。説明すべきところでせず、逆にしなくていい説明をしていたりする部分も結構あった気がする。ギミックのアイデアなどは良いし、どっかでもういちど時間をかけて本格的に修行すればかなり進化する作家だとは思うのだが・・・2013/04/21
紅羽
8
二作目。新しいキャラクターも加わり、ほのぼのとした学園生活がスタートしたと同時に始まる思考昇華適性試験を行った生徒の失踪事件。前巻で風峰家の養子になったほのみは相変わらず無邪気で可愛いです。前巻の流れから二人の物語だと思っていましたが、橙矢がはっきりしないので、皆が彼を好きというお約束なパターンになってきたのは個人的に少し残念です。2013/05/21
nawade
7
★★☆☆☆ 一巻のAmazonの評価が酷すぎるw ま、帯が煽り過ぎでしたからね。というわけで(なにが?)、幼なじみは負けフラグに挑戦する第二巻。しかし、二巻にしてグダグダ感が酷い。適性試験に合わせて誘拐事件を起こすことに意味あったのか?無差別に誘拐すればいいやんと思ったのは自分だけ?2013/04/20