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内容説明
ともに暮らす仲間ともどこか距離を置き、孤独を貫く安倍晴明。彼女のことを知りたいと願う水原光に、晴明は告げた。「もとの世界に帰らぬと誓えば私の過去を教える。誓うか、光」苦悩する光をよそに、未曾有の霊災に見舞われた都では帝の譲位が発表された。後継となったのは、まだ幼い朱雀だった。新帝となった彼から密命を受けて京都探索を始めた光の前に姿を見せた妖しげな美少女・朧月夜。晴明の過去を知る手がかりを持つという彼女に連れられ、光が足を踏み入れた先に待っていた“真実”とは…!?絶好調の修羅場ラブ&アクション、急転直下の第3巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴローさん
5
信太丸の可愛さが殺人級ですよ!挿絵だけでもう…もう!!朧月夜の正体には驚きましたね。1巻であんなに紫をウザがってたのに。晴明の過去にはあんな秘密があったのですね。光との呪は召喚される前からの繋がりだったんですねぇ。ここにきて一気に物語が加速した感じなので次が楽しみです。2013/04/19
ころん
3
光は晴明のことをもっと知りたいと伝えるが、はぐらかされてばかりで何も教えてもらえずにいた。一方都では朱雀が帝に即位し、晴明は霊剣の製造、光は謎の御霊を探すという命を受ける。そんな光の前に、晴明の過去を知る空蟬と会わせてあげると言う少女・朧月夜が現れる。晴明のぱたぱたする耳と尻尾目的でほぼ惰性で読んでたのに、あれこんなに面白かったっけ…っていうのが率直な感想。相変わらず平安時代が舞台だということを忘れてしまいそうなキャラ達、そんなキャラ達が繰り広げるなんちゃってバトル、でも次の巻からは大きな動きがありそう。2012/10/19
文月葵
3
「よそ見をするな。私だけを見ていればいいのだ」という清明の台詞が印象深かった前巻では、六条さんメイン回でありながらも真のヒロインは清明なのだと確信。今回は期待通りの清明回(当初はまた新ヒロイン登場回だと思った)。恋とバトルの組み合わせは何時も通り。後半から大きな展開が垣間見られる中、光召還の真相に纏わる清明の過去にも触れる事が出来た。平安時代に何故稲荷寿司がという疑問にも見事答えてくれている。やや駆け足に進みながらも手抜きが一切無いのは流石と言いたい。壮絶な戦いの予感を残しながら次巻に続く。2012/09/24
マッキー
2
いい感じに盛り上がってきました。シリアス分大目になってきて、恋愛ものとしてはハーレムものからメインの二人中心にシフトしてきましたが、今までお互いに一方的な思いを抱えていただけだったのがようやく心を通じ合えるように待ってきましたね。次が最終巻みたいですし、さらなる盛り上がりを期待します。2014/03/19
神衣舞
2
キャラが立ってテンポの良い作品ですなぁと。カラーページの六条さんが良い味出し過ぎて素敵……w2012/11/12