- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
「あ、あの、本当にこの先に行かないと駄目なんですか?」その日、労働の対価として情報を受け取りに街に出たはずの白毀廻は、カーネギーの地下に広がる坑道に立っていた。街を騒がす連続殺人犯“ゴースト・ピケット”を何故か追っていたのだ。―おかしい。いつから俺は探偵になったのだろう?などという疑問は口に出せず、また帰るわけにもいかず…。しかし、廻は知らなかった。地下迷宮と呼ばれるその場所に、月皎柊がクラスメイトのイーシャとアルマとともに迷い込んでいることに。何も知らない彼女たちに、危険な影が忍び寄っていた!―。
著者等紹介
手島史詞[テシマフミノリ]
第19回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作「沙の園に唄って」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古槍新垢
2
完全にダーク手島だコレ。1巻を読んだ時はマルクには劣ると思っていたけどこういう方向性で行くなら全然あり。マルクと同じようなストーリーラインをなぞるようでいて本質は真逆なのかもしれない。救いが弱くなった分、哀愁の要素が色濃く出ている。あとリョナ成分上がりすぎてて、マルクが紳士なら廻はまさに鬼畜。「そんなの、君が一番嫌がることじゃないから」は痺れた。次回は今代の四強集結ということで、〈鳳〉がどういう形で登場するのかとても楽しみ。彼女なのかな。富士見はガガガを見習ってもっとあざとく手島史詞を売るべきだと思う。2012/06/05
ただの猫好き
1
感想みていると前作と繋がりがあるようですが、未読の私は前作よりはおもしろいかな程度です。殺人鬼を追う話を軸に登場人物が錯綜していく様は展開が読めていても緊張感がありましたし2017/04/10
無銘
1
それぞれの事情で地下迷宮の探索に入った面々によって繰り広げられる人形事件の続き。契約者の皆さんの精神破綻っぷりが軒並み酷い(笑)。なかでも主人公が断トツでアレなので、なかなか共感し難いものがある。2012/10/02
Ency [L-N]
1
ストーンリバー学園に通う(匿われる)事になった柊さんの憂鬱的な2巻でした。1巻の事件から一月経過した所から始まるから、柊さんを守る為に裏で頑張ってた廻くんの様子は既に過去形であった事が描写されるだけ。せっかく学園という舞台が用意されてるのに、そこでの生活に戸惑う柊さんみたいな描写はほとんどなしで、なんか色々すっ飛ばしてる感があるなー。地下迷宮調査で級友との交流はあるけど、それだけじゃ…。もっと面白く出来そうな感じなのに、なんか勿体ない感がある。シリアス寄せという事かー。ヒロインの柊さんにも容赦ないしなぁ。2012/06/13
帰化の隠された世界
0
巻1比べたらば、少し意外性欠けでる。それなり面白い。2013/11/09