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内容説明
「一緒に、戦おう」「たりめーだ」オウガンの鎧に身を包み、赤い羽織をまとったオウガンの将軍―元・騎士ミロクの呼びかけに、ジュジュは力強く頷いた。オウガンとジルサニア、軍は分かれても心は同じ。第八国を蹴散らし、竜の聖地を奪還するんだ!だが、第八国は“魔法を無効化する”という前代未聞の大魔法を発動。わずか6人の魔導士たちは、圧倒的な逆襲を開始した!!―治癒のベトが、技術のツッキーニが、そして孤高の藍山同盟までも…ジュジュとミロクの想いが引き寄せた各国の軍隊は、第八国の陰謀を覆せるか。自分を信じる仲間を率い、ミロクは竜の聖地の中核へとひた走る。圧巻の完結編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュエパイ
4
ニンジンをふるう騎士の物語、ハッピーエンド♪ 魔法を奪われた諸国連合と、偉大な魔法を極めた6人のぶつかり合い、どう戦っていけるのかハラハラして読みましたッ。兄から託された宝剣は案の定ダメにしたし(笑)いつもの鈴の剣も失って、最後に選んだのが一番最初から使い続けたニンジンってのが、彼らしい♪騎士の任を解かれても、ずっとずっと信じて待ち続けていられるから、と。あぁ、この楽しそうな世界で、これからもずっと駆け抜けていくのでしょう♪2012/02/26
humbert_2
3
理想の大陸を目指し、改革を起こしたテロリストを現存国家が完膚なきまでに打倒する話。戦争は勝ったほうが正義です。エイスランドの考えがそこまでおかしなものと思えなかったんだ…。すべての国家を巻き込んでそれでも自分の筋を通しきったミロクは、物語としてやっぱり奇を衒わない分気持ちがいい。今までの登場キャラや武器が活躍してるシーンや最後の決闘とかすごい盛り上がって読めた。もうすこしジュジュとのラブコメが読みたかったかなぁ。ラストもなんかもうちょいいい落としどころが…。でも綺麗に完結してるからこれでも良かったかも。2012/05/15
無銘
2
これにて完結。オールスター集結で総力戦なラストバトルはベタだが燃える。しかし第八国のほうが少数精鋭で味方サイドが数の暴力で圧倒した気がしないでもない点と、モズ以外の敵は印象薄くて正直誰が誰やらだった点はちょっとだけ気になった。ミロクが最後に振るう武器は原点回帰という感じで実に良い。そしてエピローグ、あれだけラブラブだったミロク・ジュジュなのに違う人の結婚式で終わるあたりはなんでだよ!と突っ込まずにはいられない。でもこれからも賑やかで平和な日々が続くことを感じさせる良いラスト。2012/05/24
REV
2
前回がクライマックスで、今回は大団円回。敵さんの因縁が少なめなのがちょいと寂しい。2012/03/06
くろ
2
完結。良かった良かった。最後の盛り上がりも良いけどエピローグが良かったね。それともう完全にあとがきじゃねーあとがきも。2012/03/04