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内容説明
「アンタやジルサニアには犠牲になってもらう」迷いのない声で告げ、ツッキーニの王子ゼラは牢獄を去った。「ミロク…」ジュジュは呼ぶ。ここにはいない大切な騎士の名を。本当に助けに来るだろうか。いや、きっと来るだろう。赤目隊はそういう連中だ。案外、すぐ近くにきているかもしれない。そんな楽観的な予想すらしつつ、ジュジュは待った。―姫をさらわれ満身創庚で帰還した赤目隊。必要な情報は得た。一刻も早く第八国の魔手から大陸とジュジュを取り戻すのだ!だがミロクにゴウト殺害容疑がかけられて!?ミロク、決断の時―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュエパイ
8
あぁ、この世界がもう本当にラストなんだなって、終わりが近いんだって、そう判るから、少しさびしいな……。ずっと一緒にいるために、守り続けるために、騎士の地位を捨て去る。そんな彼の決意を、言葉にしなくてもわかることのできるお姫様。手に手をとって立ち上がる風景をみれば、そりゃ戦争なんて止まりもするさ♪最後のシーンで真っ青になったかと思ったら、かつて救った友が颯爽と駆けつける。あぁ、やっぱり豪華でいいな、楽しいな。最終巻、楽しみだけど、さびしいなぁ・・・2011/10/28
無銘
2
攫われたジュジュの奪還と、本格的に動き出した第八国の陰謀に挑む各国。騎士と姫との関係を捨て、ずっと彼女を守り続ける新たな関係を結んだミロクとジュジュが実にナイスカップル。全く文句のない組み合わせではあるが、ラブコメ的にはもう少しアーニィにも頑張って欲しかったかな。次巻完結なので、続きも早いうちに読もう。2012/05/21
てらら
2
怪しい連中の怪しさ全開で、デカ物でわらわらしてて特撮映画のようだと思ったら、あとがきが…笑。2011/11/06
風見鶏
1
王道物語も遂にクライマックス……。でも何もかもこうなるだろうという予想どおりになっているところがちょっと物足りないかなあ。2013/02/11
菊地
1
本日の王子ミロク。2012/05/26