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内容説明
「ジュジュ!しっかりしろ!」「バカ…私は、へーきだ…」「大丈夫だからな!俺が必ず助けるから!」「…」「必ず助かるから!ジルサニアに帰ろうな!」暗い森の向こうから、冷たい風が襲ってくる。吹雪の予感。熱を出したジュジュ姫を背負い、俺、ミロクは走った。どこか、暖かくて安らげるところへ、一刻も早くジュジュを…!大会議に向かう途中で陰謀に巻き込まれ、二人きりで敵国ツッキーニを彷徨うことになった俺とジュジュ。そこで出会った新たな人々、そして初めて聞くジュジュの想い―。問題は山積みだけど、ジュジュ、いつものように笑ってくれよ、俺が絶対守るから!―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てらら
3
あれ…。この二人て、意外にまとまるには難しいんだったんだな、と。ある意味、再確認。愉快な仲間たちにウッカリ忘れてしまうけど、世界が平和にならないと、この主人公らにはハッピーエンドにならない。うーん、王道だ。 しかし、この巻はビスマルクの活躍が見れず、ちょっと残念。2011/03/27
水無月@更新停滞気味
3
めずらしく肉体的にも精神的にも弱ってるジュジュ。如何にミロクを心の支えにしているかが表れてたね。そのせいで王道シチュなのに色気が皆無。どーもこの作品ってそういうシーンがあってもさっぱり色気がないんだよね。不思議。ストーリーは後半に突入するそうで、また色々伏線っぽいのがあった。今後オーリャやヴィクトル、ツッキーニ三兄弟がどう関わってくるのか楽しみ。要望としてはシェンランをもっと出せ!そしてミロクとの絡みを!2011/03/23
こんこん
3
騎士であること、姫であること。そしてそれらを抜きにして、ひとりの自分であること。これまでとは少し違った一面を見せてもらいました。物語としても大きく動き出しつつ、この先立場の違うそれぞれが、何にどう立ち向かっていくのか。あとがきはもう無理しなくてもいいのよ!2011/03/20
シュエパイ
2
一面の銀世界と、灰色の中で蠢く世界情勢。たった二人だけの戦い。おぉぅ・・・なんか特別編として映画になりそうな♪それにしてもまぁ、色んな伝説の武具があるもんだ(笑)壊れてしまったあれは、なんだろう、八犬伝かな?人の子の技術が伝説を塗り替え、世界を変えるのかといっても、結局かつての伝説を作ったのも人の子。いつか全ては乗り越えられていく物語になるのでしょう。ニンジンとかで(笑)2011/04/01
マコト
2
ミロクの調教されっぷりに思わずほろりときました…2011/03/28