富士見ファンタジア文庫 カナクのキセキ〈１〉

上総 朋大【著】

富士見書房（2011/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 302p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829136041
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

千年前、マールと呼ばれる深紅の髪の魔女がいた。マールは、世界を放浪しながら“魔法”を人々に授けた尊き女性だ。魔法学校を卒業した僕・カナクは、ある目的を胸に秘め、彼女が大陸各地に遺した石碑を独りで巡ることを決意した、のだけど…。「とにかく、私はあなたの石碑巡りについて行くって決めたの！」学校一の魔法の天才にして美少女、そしてセレンディア公の娘と三拍子揃ったユーリエが、なぜだか突然ブチ切れ、僕の旅に同行することに。それは、甘く切ない恋の道のり、そして、思いがけない真実へと至る不思議な旅の始まりだった！胸震わす第２２回ファンタジア大賞“金賞”受賞作。

著者等紹介

上総朋大［カズサトモヒロ］
『カナクのキセキ』で第２２回ファンタジア大賞「金賞」を受賞し、デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しのぶ]

ストーリーのラストは予測がつくが良い話。ラノベとしてとても面白かった。続巻がありすべて読んだが個人的にはこの一巻だけでも綺麗にまとまっていると思う。

2014/07/06

[KEI]

購入。第22回ファンタジア大賞金賞受賞作！！ド直球のファンタジー。これはいい作品を読んだ！！如何せんボリューム不足。ストーリー展開の温さ。そんなマイナスを挙げるよりプラスを挙げよう。まず、ヒロイン・ユーリエの可愛さ。道中ずっと可愛い。もう魅力全開。終始ニヤニヤしてしまった。続いて、随所に見られる魔術。これもよく考えられていると思う。設定うんぬんもそこに繋がる世界観がしっかりしていることがこの作品に厚みを加えているんじゃなかろうか。これなら金賞という評価も頷ける。続きはコメ。

2011/01/22

[ひめありす＠灯れ松明の火]

カナクという少年の、まっすぐな愛と、ユーリエという少女の、気高く強い愛の物語。二人の旅の軌跡、二人が心通わせた奇蹟、二人の思いが呼んだ奇跡。二人のキセキ。

2011/08/18

[U]

ええええユーリエ——っっ！と叫んでしまったラスト。二巻は一体どんな感じになるのでしょうか。気になる。展開は早くとも真っすぐでニヤニヤしてくる純愛ファンタジー、面白かったです〜。強いて言うならユーリエの告白の後、もう少しカナクの動揺が見られたらニヤニヤ倍増だったやもしれません（笑）せっかく心情描写重視な感じなのですから、こってりと！濃味で！可愛くて可愛くて、せつなかった。と、さらちよみさんの表紙イラストに一目惚れしました。

2011/01/22

[カインズ]

【ムダが無さすぎかな】きれいなお話ではあるのだけれど、ユーリエの性格があまりにもテンプレ的。途中でオチが読めてしまったので、ラストもそこまでは感動できなかった。最低限の要素だけで話を進めてしまったため、全体的に掘り下げが足りなかったという印象。

2011/09/28