富士見ファンタジア文庫<br> 花守の竜の叙情詩(リリカ)〈3〉

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富士見ファンタジア文庫
花守の竜の叙情詩(リリカ)〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829135983
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「テオバルト。愛しているから、あなたを忘れる」囚われの王女アマポーラと、王位継承に敗れた王子テオバルト。支配した者とされた者として出会った2人は、長い旅の果てに恋に落ちた。だが運命は、二人が互いを守ろうとする気持ちすら弄ぶ。アマポーラのため、テオバルトは人外のものに。そんなテオバルトを救うために、アマポーラは彼の記憶を捨てた。それでもなお平穏は遠く、アマポーラは命を狙われ続ける。懸命に守ろうとするテオバルトだが、彼女はその存在すら拒むのだった…。たとえ同じ時間を生きられなくても、たとえすべてを忘れてしまっても、君を守る―。宿命の愛と冒険の三部作、ついに完結。

著者等紹介

淡路帆希[アワミチホマレ]
第17回ファンタジア長編小説大賞にて準入選。11月30日生まれ。大阪府在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

30
再読。宿命の愛を描いた物語の最終巻。テオバルトを救う為に記憶を捨てたアマポーラ。記憶を失っても命を狙われる彼女を守ろうとするテオバルトの姿を描いた話。無事完結。これまでがすごく悲しくて切ない終わり方だっただけに、無事二人の想いが結ばれるラストは感無量というか、読んでいて非常に嬉しかったです。ぶっちゃけ話の展開はかなり強引ですが、綺麗なハッピーエンドで終われば全て良しとしましょう。記憶を失っても想いを失わなかったアマポーラと、存在を拒まれても彼女を守ると決めたテオバルト。そんな二人に相応しいラストでした。2016/09/20

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

29
テオバルトを救うために苦渋の選択をしたアマポーラ。彼女たちに平穏の日は訪れるのか・・?シリーズ第3弾。いよいよ完結です。アマポーラの成長ぶりが何とも嬉しいですね。そして実の両親のようにテオバルトとアマオーラを慕い続けたエレンが可愛かったです。最初は続編が出る必要があったのかと疑問に思っていましたが、こうして全3巻まとめて読んでみると、続編がでて良かったなと思いました。面白かったです!他の著書も読んでみたいです♪★★★★2012/05/01

もみち

19
【購入】恋愛がただのファンタジーになりつつあったこの作品。でも恋愛に戻ってとても面白かった。テオバルトに対する気持ちを抑える尼ポーラの場面の描写が、嫌いな人は嫌いだったかもしれないけれど、とても細かで素敵でした。最後の数ページがお気に入りで、何度も何度も繰り返し読んでいます。詩を思い出すたびに、二人の関係が頭の中でぐるぐる回っていろんな気持ちがあふれます。裏切らない終わりで、素敵な物語でした。2011/01/19

冬猫

16
3巻。最終巻です。幸せな終わり方でとても良かったです。本当に素晴らしいシリーズだったと思います。こういう女性っぽい作品(他の良い表現が浮かばなかった)は、男性向けラノベレーベルでは少ないですが、ハッキリした感情や快楽ではなく、優しく心をとらえるまた違った魅力があって好きです。今回も本当にエレンがいい子すぎて…とても心揺さぶられました。三人が幸せそうに過ごしてる後日譚がめちゃくちゃ読みたいと思いました。こういうシリアス度が下がってない女性っぽいファンタジーもっと読みたいんだけどどこにあるのか…。2018/12/15

紫鈴

13
絶版本を探し回ってようやく入手。ずっと悲恋か、切ない終わり方するんだろうと覚悟して読む。細く儚げで、すぐに風に散ってしまいそうな雛罌粟の強さが好き。記憶が無いのにテオに惹かれるポーラ。事情を知ってて口を噤むエレンと、触れたくても触れられないテオがとても愛しく切ない。実質夫婦ではないのに精神的に固く結びついた純愛が美しすぎる。月神とジレーザの関係も好きだった。☆52022/11/15

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