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内容説明
キモいシスコン野郎の桃原誓護は困惑していた。アコニットを王座につけ戦乱を鎮め、その上リンド=リヤナにもモテて大満足―のはずだったのに…。「いのりお茶しよう?僕が焼いたお菓子もあるんだ」「いやっ!」そんな誓護に、妹の祈祝は怯えた瞳を向け、はっきり彼を拒絶する!ショックのあまり王宮に引きこもる誓護。兄思いだった妹の身に、いったい何が起きているのか!?焦燥で誓護が身を焦がしそうな間も、“始源の書”を持つ敵たちは蠢いていた!やがて冥府界の、さらには人間界の存亡をかけた最後の闘いが始まる―。スリリングな猛毒のネオ幻想奇譚に、いま美しきフィナーレを。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
25
このシリーズは冒頭に最後のシーンがあって、そこから時系列バラバラに物語が描かれるのだけど、矛盾なくちゃんとその一点に無駄なく収束していくのがすごいなあと思って読んでいました。最後にアネモネの姫が満開の笑顔になれてよかったです。2010/09/19
YO-HEY@紅蓮ロデオ
4
最後まではまることが出来なかった。この作者合わないんだろーな。2016/06/10
コリ
3
鈴蘭とアコニットの和解にホロリと来てしまった。結局アコニットのアーマメントの詳細が無かったのは少々不満だけどそれ以外はまぁ満足。アコニットとリヤナの誓護を巡るやり取りが面白かった(笑)アコニットと誓護に是非幸福な結末を!海冬先生お疲れ様でした!2010/11/02
麓川智之
3
誓護に最後までシスコンを貫かれたアコニットの、ヒロインとしての立場が泣けてくる。その対抗馬のリヤナも、もっと描写があった方が双方引立って良かったよね。やっぱりあと一冊くらいは巻数あってもよかったかなあ。2010/09/18
たこやき
3
今は亡き富士見ミステリー文庫時代から追いかけてきただけに、やや駆け足感があるまとめなのは残念。ただ、ふざけているようで、でも、意外な度胸と頭脳戦をする誓護。何だかんだ言いながら、デレデレのアコニットは、ずっと魅力的だった。そして、物語の結末が……(笑) これは、これで「らしい」かな? と。2010/09/02