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内容説明
雲の壁に包まれ、閉ざされた東京。この中に、きっと雪姫はいる。僕と神楽は雪姫を助けるために、東京へと乗り込んだ。壁を突破できたのは、操霧量百万以上の霧使いである僕たちだけ…。真相を追って共について来たかすみが、僕たちに追る危機を告げる。「そう遠くない未来に、この東京は、異界と同化するでしょう」街中では、“はぐれ”たちが徘徊し、人々を襲っている。いったい誰が、この非常事態を引き起こしたのだろう。これも、白雲山での一連の事件の真犯人の仕業なんだろうか?真犯人を追っていった雪姫。今度は、僕たちが彼女を助ける―。学園ミスティック・ファンタジー、クライマックス。
著者等紹介
瀬尾つかさ[セオツカサ]
第17回ファンタジア長編小説大賞審査委員賞「琥珀の心臓」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかなぎ
3
最後にしては敵がサクサク倒されて、榮一や神楽が強くなりすぎでしょ!みたいな印象で終わってしまった。雪姫よりはかすみが目立ちまくって雪姫が空気ように感じてしまう。まあ嫌な終わりではなかったのでこれはこれでよかったのかも。2010/08/20
nawade
3
★★★☆☆ えっと、この巻って一応、雪姫編ですよね、かすみ編ではなくて。この空気っぷりは!?神楽や榮一は雪姫のことを褒めたたえるけど全編を通じて雪姫の良さが伝わってこなかった。というか、雪姫を引っぱたいて止める人間が必要ではないでしょうか?それに引き換え、かすみの素晴らしく可愛らしいこと、すず音先輩が猫可愛がりするのもよく分かります。2010/08/19
永山祐介
3
最後の最後は、雪姫の登攀に全てがかかるとは。雪姫の奇行(おい)にきちんと意味が生じる展開は良かったです。2010/07/29
トルネードG&T
2
状況が小松左京の『首都消失』みたいだなーと思ったら第一話のタイトルが「首都消失」でした。なるほど~。ということで白夢の最終巻です。3巻終わりからそのままの勢いでこちらも読了。結局なぜタイトルが白雲じゃなくて白夢なのかはわかりませんでしたがとても良いライトノベルでした。打ちきりかどうかはわかりませんが、今までの伏線をざざっと回収していく様は見事てした。まさかヒロインのアレがそういう形になるとは……。個人的に非常に相性の良い作家さんだと思うので他の作品も読んでみたいところですね。2016/04/12
東西
2
最後に立ちはだかる壁を雪姫が攻略するというのはよかったですね ちょっと描写があっさりでしたが ラスボスたちの設定がチープなのは残念です2011/10/30