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内容説明
禁断の「監獄砦」に魅せられた少年キリエは、最奥の監獄に囚われた美しき“大統領”と出会い、うしなわれたはずの魔法―封鍼術を学ぶことになった。これまでひたすら「鍵を開けること」に集中していたキリエだが、“大統領”が導くままに“封印の小箱”を開けていくうち、自分が抱える衝動を訝しむようになる。―なぜ自分はこんなにも「開けたい」んだ?ぼくはいったい、鍵を開けて何がしたいんだ?そして訪れる来訪者たち。徐々に明かされる“大統領”の秘密。「この牢獄はもしかして―あなた自身が作ったものなのか?」少年は自分の心とともに、封じられた歴史を開けていく…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たこやき
4
「鍵を開けてどうするんだ?」 ある意味、キリエの悩みって、ものすごく根本的なところのような……。ただ、「モラトリアム」とあるように、そういう悩みというのは誰もが経験をするのかも。特に周囲が動けば。そんな中で、大統領を巡って話が動き出すなど、繋ぎの巻として十分に機能しているように感じた。ただ、次巻で完結とのことで、それだと分量的にも、と思う。それらを含め、どうまとめるのかに注目したい。2011/06/02
SHI-NO
2
なんというかライトノベルの童話を読んでいるみたいだ。ミミズクとはまた違った感じがして少し不思議に感じる。★★★★2010/05/21
ただの猫好き
1
〇。この静謐な空気を維持したまますすんでいく物語はこの作者でしか味わえないでしょう。主人公が鍵開けに集中するあまり、成長があまりみえないのが難点ですが2020/11/18
帰化の隠された世界
1
この巻少し普通の感じ、新しいのキャラ来たり。2014/05/06
radish
1
一巻よりも主役が主役らしい活躍をしているが、やはり、情緒欠陥の脇役っぽい部分はそのまま。異常性癖を前面に押し出すならそろそろそうなった理由を説明して欲しい。2010/08/16
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