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内容説明
「私が巫女なら―単に巫女を守れるだけの者を千年獅に選ばない」淡々と告げるモニカの声に、シェルティスは言葉を失った。…ユミィを守る決意だけでは、欠けているものがある?穢歌の庭に堕ち、謎の存在である幽幻種の毒に侵され、異端となった少年・シェルティス。彼は、結界の巫女である幼なじみユミィの専属護衛・千年獅を目指し、かつて追放された天結宮に再入宮する。しかし、そこで待っていたのは異端ゆえの孤立。思うように訓練に参加できず焦るシェルティスに、護士候補生の少女・モニカが近づいてくるのだが―!?世界の理に拒絶された少年が、世界の理を体現する少女を守るすべを探す、重層世界ファンタジー。
著者等紹介
細音啓[サザネケイ]
『黄昏色の詠使い―イヴは夜明けに微笑んで』で第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞。同作でデビュー。神奈川在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
23
シェルティスは良くも悪くも純粋でまだ少年、理解の及ばないところも多い。罪な男だなぁ。三巻へ。2015/05/05
星野流人
17
今回は“巫女”という存在に対してスポットライトを当てたエピソード。新キャラとしては元巫女見習いで現護士候補生のモニカ。ふむふむ、これまたシェルティス同様に他の護士候補生たちとは異なる事情をお持ちの方なようで……明らかな正ヒロインがいる中で、果たして今後はシェルティスの候補生仲間としてどんな活躍を見せてくれるのだろうか。……見せてくれるよな? ストーリー的には説明やら伏線張りやらにページを割いているためか、物語的には大きく進んだ部分は少なかったかもしれない。2013/07/28
コリ
13
早くシェルティスとユミィが触れ合える時が来たらいいね、と再認識。てっきりすべての巫女とあの現象が起きると思ってたのでアレは余計に切なかった。程よく伏線も散りばめられ、話に厚みが増したかな。ツァリは一体何者?ユトとは何か関係が?研究所で見た禁断水晶とは?と、色々気になる事が。シェルティス自身にもまだまだ謎がありそう。とにかく次回も楽しみ。…それにしてもイリスの茶目っ気たっぷりな性格は場が和むなぁ(笑)そしてモニカはシェルティスが憧れの少年だと気付く日は来るのか?気付いた時はラブコメ分増量に期待する(笑)2012/01/15
カインズ
9
【記録が消されても記憶は残る】1からのやり直しとなったシェルティス。しかし、千年獅となるためには、仲間が必要となるも、実力の高さがかえって徒となり、周りから奇異の目で見られ途方に暮れてしまう。そんな彼の前に1人の女性が現れる。ただ、彼女は、エデンに墜ちた双剣使いに憧れていて・・・。モニカ登場回。教官の地獄の訓練に奮闘するシェルティスが大変そう。シェルティスとモニカとの協力戦で芽生えた絆が印象に残る。その後の、来るのが遅いレオン達の登場シーンには笑った。2011/04/15
梅みかん
8
触れられないのが、ユミィだけとは、そんな切ないことあるのかと。 最下級からのやり直し。武の実力だけでは上がれない。新たな仲間とともに、一歩を踏み出した。 エデン、シェルティスの魔笛、ユト、謎の少女などなど伏線がいっぱいで続きを読むのが楽しみ。2020/05/11
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