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内容説明
「あたしはカイの魔人で力。あなたの敵は、あたしがやっつける」魔人・フジシロユイカは、カイに笑ってそう告げた。「今すぐ理解して欲しいのは、あたしは、あなたのものだってこと」この世界にはロードリーという、敵がいる。異形の彼らに対抗する適性が認められ、ターヴィス学院に強制入学させられた、英雄の末裔の少女・カイ。戦うために、彼女は別の世界の魔人と契約した。光と共に現れた自分の魔人を見て、カイは思う。人を殺す敵に立ち向かうなんて、こわい。本当は逃げたい。ここよりマシなどこかへ行きたい。でも、できることがあるなら。―それをやるしかない。これは、世界に立ち向かう方法が見つからない、少女たちの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふぁるこん
3
男の子向けに書いた世界観としては野梨原花南さんらしい作品だった。野梨原さんの「ちょー」シリーズでもそうだけど、相手を許すとか理解をするとか、できなくても優しくあろうするそういったキャラクターたちに野梨原さんらしい魅力を感じます。2010/08/04
水無月@更新停滞気味
2
サラッと書かれてるけど、これ結構エロいよね?ちょっとびっくりした。カイが最初ユイカをあれだけ嫌がってたのに許容してからが割とあっさりな気もしたけどそれが野梨原さんの小説なんだろうなぁ。それからカイの名前、『ハイパーグッドラック』ということに最初気付かなかった。超幸運か。2010/09/22
クローカ
2
ライトノベル。『異世界にどの程度現実世界の法則が通用するのか』みたいなツッコミはするだけムダだ、と感じました。文章の圧倒的な酩酊感にただ引きずり込まれていくだけ。設定とか、バトルとか、色々そういったライトノベル的な要素はどれもわかりづらいのだけど、本質は文章そのもののドライブ感(というよりは、サイケ感?)にあるのではないかな、と思います。またキャラ的には良質な百合分とボーイ・ミーツ・ガール成分が摂取でき、美味しい作品ではないでしょうか。良いものを読みました。次巻にも期待。2011/03/03
安寿
2
えっちぃ。(笑) ・・・いやいや、ノリハラさん的世界観はやっぱすてきですね。どちらかというと、心の勢いで書かれる方なので、考えて読むよりも心で読んだ方が受け止めやすいのかな。あと2冊とのことですが、しばらくは新たなノリハラ世界に漂えそうです。2010/12/18
ナタデココ
2
絵師買い。挿絵の入ってる箇所が謎。少々盛り上がりに欠ける印象。ユイカが可愛ければそれでいいか!2010/08/17