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内容説明
崩れた建物。折れた標識。割れた路面。壊れた車両…。久々に姉ネリンのもとを訪れたナレアは、街の変貌ぶりにただ驚くしかなかった。トリスタン市内で発生した、巨大人型兵器による無差別破壊事件―。ネリンの身を案じるナレアだが、姉がレイオットの担当監督官である限り、平穏から遠い日常を送ることも理解していたはずだった。そのころフィリシス、レイオットら少数の優れた戦術魔法士に、国から極秘の仕事依頼がくる。世界の命運が掛かった『戦争』だという。助手として常に同行してきたカペルテータに、レイオットは「お前は残れ」と決断を下すが―。シリーズ最高潮のラストエピソード前編。
著者等紹介
榊一郎[サカキイチロウ]
大阪府在住。第9回ファンタジア長編小説大賞準入選作『ドラゴンズ・ウィル』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかづき
4
クライマックス前後編の前編。いろいろなことが明かされていくなかで、やっぱり重要なのはカペルかな。彼女が自分の胸のうちを語るシーンはなんだかどきどきしてしまった。少女なのに。相手は廃れきったおっさんなのに。コンコーネ兄妹もいいけれど、下半身ひねりつぶされながら手榴弾のピン抜いた名前もなき一兵士がかっこよかったです。次で終わるかと思うとさびしいけれど最終巻楽しみ。2013/06/06
inugamix
4
9巻からだいぶ間を開けて久々の購入。装画のカペルに違和感を感じたが、そうかそういう訳か…あれれ目から水が…。。。完結に向けて内圧がぎちぎちと高まってくる展開。やっぱり榊氏の世界設定の安定感パねえしこのシリーズの文体の完成度すばらしすなぁ。2012/01/09
ユート
4
カペルとついに相思相愛になる巻。緊迫感のある戦場の描写もなかなか良いが、この巻のすべてはカペルが持って行ったといっても過言ではない。次巻をwktkしながら待つ。2010/01/02
ニル
4
榊先生の作品の中で一番好きです。もうレイオットォォォォォ!!! 長い旅路も次で終わり。大団円で終わるといいな。しかし一巻と十巻じゃカペルの可愛さがガガガガガ呪素ガガガガガ2009/12/28
シュエパイ
4
カペルテータの出した答え、の一言に尽きると思います。展開にも勢いがあって大好き。2009/11/30