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内容説明
『真昼の星空を刻み込め。そうすれば、お前は―』かつて言われた言葉が蘇る。そう、あれはまだ外法星導師となる前のこと。祈りではなく手繰ることで、星を。そうすれば…。「手繰りて星は―大地を穿つ!」不敵な笑みを浮かべたジグウォルの足元で星導術が完成し瞬間、空に閃光が走り大気が震えた―!聖堂による焚書で多くの書物が失われつつある世界。聖堂が追う『万巻の書』と呼ばれる少女レジィナと旅を続ける目つきと口の悪い外法星導師ジグウォルは、究極の星導術が記された伝説の書の噂を耳にする。だが書物を求めるジグウォルの前に、かつての幼なじみで今は敵対する勢力・聖堂の騎士となった少女リシェルが現れ。
著者等紹介
川口士[カワグチツカサ]
第18回ファンタジア長編小説大賞受賞「戦鬼」でデビュー。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彼方
2
魔法のような星導という大きな力を持つ宗教的な組織、聖堂に育てられた主人公が組織を離反し書庫の少女と共に本を追い求めるお話。うーん…色々普通でしたが若干つまらなさの方が目立ってしまう感じかな…。過去の回想辺りは中々良かったですが主人公の目的があまり明かされなく話も中途半端、インパクトが薄くもやもやします…、イラストも正直微妙…。何故かティグルヴルムドの名前が出てきたり食事の描写はいつもの川口先生でしたがあまり楽しめませんでした。次巻はいいかな。2015/08/15
海神
2
作者のイラストレーター運の悪さは特筆物2011/05/06
寒上ぺそぎん
1
★★★☆☆[3/5][電本] FT世界でありながら識字率が高いという独特の世界。主人公のアレな行動はちとくどいとは思ったが、ストーリーや設定に破綻はなく結構面白かった。レーベル的に制約があるのだろうが、主人公ズの年齢設定は+10~15くらいが妥当で、その方が色々と行間を読めて更に面白かったのではなかろうか、と感じている。ただ一点、イラストがつたないのでやや興醒めの感あり。この作品はイラストがない方が楽しめるうちの一つだった。2013/09/01
tooka
1
「聖堂」から足を抜けた後、敵対している主人公が、未知の本を探し出して読むという共通の利害を持つ失われた書物を記憶している精霊(某禁書目録ではない)とあちこち旅をして問題にぶち当たる、というお話。構図(と俗に言う呪文)で連想したのは『魔術士オーフェン』だった。著者のシリーズをひとつ読んでいるせいか、小さな矛盾はともかく破綻はなさそうだという安心感はある。2011/12/11
わんこそば
1
イラストが描写とあってない気もしつつ、精霊の能力が素晴らしい!我が家にこないかな?本が本棚に入らなくなって早幾年2010/06/19