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内容説明
「え~と、憧れてやまない剣と魔法のファンタジーワールドに、来ちゃってる!?いつの間にやら!すっげ!すっげッス!!!」普通の高校生、俺―ユーゴは気付くとプレイしていたゲームの世界に入り込んでいた。しかも、LVは最強クラス。知り合った村娘は超美人。もう元の世界になんかもどりたくな~いくらいウハウハだった、ハズ―ハズですが。美人姉妹の依頼に鼻の下を伸ばして、調子にのってダンジョンクエスト。あれ、で、でもこの世界ってリセットボタンとか、復活の呪文とかってあるんでしたっけ!?「ふぅ、勇者ってのも、けっこう大変なんですけど…」俺たちのクエストの未来は―。
著者等紹介
吉村夜[ヨシムラヨル]
第11回ファンタジア大賞、準入選「魔魚戦記」。同作品にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
16
再読。ゲーム世界に入ってしまった主人公たちの活躍。現実ではなんの特殊能力を持たない高校生で、ゲーム内ではレベル上げが楽しかったから高レベルになって、英雄みたいに見られるけど、中身はほんとに、普通の少年なんだよ、という葛藤がおもしろかった。攻略法を研究済みのゲームなので、モンスター情報なんかもあらかじめ知っているのが、なんか楽しい。2014/05/24
ほーりえ
15
再読。「もしRPGの世界に入ってしまったら」という、誰もが考えたことのある様なテーマを備えた、剣と魔法のファンタジー。ストーリー展開は王道ではあるが、RPGファンの心をくすぐる様なイベントを盛り込んでいて、とても良い。章ごとに語り手が変わり、それぞれのキャラが何を思い、何を考えているのかが分かりやすいのも個人的に◎ いわゆる「強くてニューゲーム」ではあるが、それが全てにならないように上手いことバランスも取れていた。 しかし、ステータス云々を抜きにしてもユーゴは超人だよなぁ・・・。2013/06/10
晦夢
5
如何にもな王道ファンタジー的な空気がいい。ゲームの中に入ってしまった2人の少年はその強大なステータスでゲームとも現実ともつかない世界を行く。視点をどんどん変えてくのが特徴だよね。ショウのうざさはなかなかだったがフラグたたなくて安心した。2014/05/01
まーぼう
5
普通に面白い。ゲームの中に入っちゃった展開、+強くてニューゲーム。主人公達がいきなり最強状態でスタートします。変則的な話運びと見せかけてかなり王道な展開、好みです。しかしショウは人気ないな。あのヘタレぶりも、只の高校生としてはごく普通の反応だと思うんだけど。2012/08/23
史
4
うーむ富士見ファンタジア文庫的ハイテンション。『廃墟の中のジン』の作家とは思えない温度差。内容については今にも通じるゲーム系転移。しかし男の友人はなんかこう、いらないかな……。そりゃ性格が違わなきゃならないのは当然だけども、なんかこう、不潔感がある。ラノベの全盛期(2009年)だからこその、前時代的な(死と悩み)ものとその時代的な(勢い重視な文章)もの、そして後の時代にも伝わる(最強)ものが入り乱れている。そこを味わう作品ではあるが、別に特別なものではないかなと。ので、続巻を読むことはないでしょう。2025/01/08