富士見ファンタジア文庫<br> 百億の星にリリスは祈り―黄昏色の詠使い〈8〉

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富士見ファンタジア文庫
百億の星にリリスは祈り―黄昏色の詠使い〈8〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829133576
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

『アマリリスの記憶に耳を傾けろ、お前の全てがここにある』アーマの言葉から広がる映像に、クルーエルは言葉を失った。「わたしが…わたしでなくなる…?」新種触媒暴走事件に端を発し、“世界”の真実は明かされていく。二つの意志法則体と、名詠式の成り立ち。そして、そこに必要不可欠な“クルーエル”の存在意義―。全てを知り、クルーエルは決断する。「信じてる。だから、伝えたいことがあるの―ネイトに」彼女の願いは、ネイトに届くのか?名詠式が残酷な“真実”をつきつける、詠う召喚ファンタジー。

著者等紹介

細音啓[サザネケイ]
『黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで』で第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞、同作でデビュー。神奈川在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

20
この作品に関わる謎が明かされる回。説明だけじゃなく各陣営での戦闘も同時進行で行うのですさまじい密度だったな。その中でもネシリスとシャンテの過去が非常に良かった。あの過去があるからこそ今の立ち位置があるわけで戦いの結末にも納得がいった。生きるための努力をするファウマも非常に良い。敵味方両方ともが悲しい過去であったり思いを背負っているのがこの作品の良さなんですよね。登場人物皆に幸せになってほしいと思わせる力があるな。今読み返してみると詩集はエデンと関係してるのかなと思ったりと色々発見できるもの面白い。2014/03/16

つみき

11
大人組堪らん…… ファウマの触媒は想像ついたけれど、讃来歌にまでは思い至らなかったなぁ。本当に命を削ってシャオのための名詠をしてるんだと思うと、痛い。だけど、ネシリスの名詠というか生き方かな。も、痛々しい。2012/02/13

カインズ

8
【真の勝者】ネイトチームとシャオチームのそれぞれの対決と並行してこれまで語られてこなかった謎が明かされる巻。対決では、ネシリス対ファウマ戦が特に印象に残った。悲壮な覚悟を持って戦うファウマに痛々しさを感じます。2012/06/30

仔羊

8
セラフェノによる名詠式の裏側を覗きこんだ感じ。細々といた設定で複雑ではあったが今までの謎がここで解かれてなるほどと感心しました。複数人同時並行の戦闘はけっこう好きなタイプだったので満足してます。自分たちの運命を知ったエイトとクルーエルがその状況からどのような行動をとっていくかに期待です。それにしても凄い能力を持つ人の戦闘を読んでいて最初の頃の面影がもう見えなくなってしまった…2011/09/22

Sigurd

8
シャンテとネシリスの距離感。そして信頼感。イブマリーとカインツもそうだが、この作者はこのような遠いようで近い二人だけの距離感、というものがとてもうまく書いていて素晴らしいと思う。またクルーエルの真実についても明らかに。アーマとクルーエルの会話、ネイトとシャオの会話。ハッピーエンドになる選択とは何か。それともハッピーエンドの選択なんて初めからないのか。次巻で最終らしいのでどうなるのかすごく楽しみ。2011/01/27

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